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父よ  母よ

作者: 山田太郎アットマーク

父よ  母よ


あなた方はまだ日も明けない内に


外に出て、仕事を始める


草を刈り、石を拾い、また草を刈る


曲がった腰で、文句も言わず


もくもくと働きつづける


貴方たちの何故、そんなに働くことができるのだろう


誰に言われたわけでもなく、誰に従うわけでもなく


当たり前のようにもくもくと働き続ける




寒い日も、暑い日も、雨の日も、雪の日も


働かなければ死んでしまうかの様に働く


仕事をみつけ、もくもくともくもくと


朝早くから、夜遅くまで日が暮れても働く


そして一生懸命働いたあとに風呂にはいり


飯をくい、TVを見て眠りにつく


そして、朝が来てまたもくもくと働く


貴方達のその力はどこから出て、何故そんなに働けるのか?


誰に言われたわけでもなく、誰から強制されたでなく


当たり前のようにもくもくと働き続ける



病気になったからと休むわけでもない、病院への


いかず働く 貴方達は何故そんなに働こうとするのか


もくもくともくもくと朝早くから、夜足まで日が暮れても働く


私は貴方達を心配するが、それでも貴方達は働く


止まってしまえば死んでしまうかの様に


足がいたい、腰がいたい、そう言いながらその手は


休むことはない なぜ貴方達はそこまで働けるのか


なぜ貴方達はそんなに強く、働くことができるのか



私たちの親はなぜ、こんなに働こうとするのか


まるで休むのが悪かのように、もくもくと働く


その手は止まる事はない 貴方達が休める日は


いつくるのだろうか そしてまた今日も朝から


もくもくと働き続けるのだ


今日も そして明日も

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