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一人百物語 動物編

ペチペチ

作者: 犬猫夜行
掲載日:2026/07/18


私は寝ている間に“中身”だけどこかへ抜け出している事があるらしい。

どこか高いところを危なっかしく飛んでいたり、知らないところを中空から見下ろしていたりする。

目を覚ました時にやたら身体が疲れていて、見ていた夢(?)がやけに生々しいものだと、後日夢で見た光景に本当に出くわす事がよくある。

また、夜ではなく昼寝をしている時でも何だかやたらと綺麗な場所に行っている事がある。

昼寝をしていて、夢の中で犬猫たちと一緒に部屋のベランダから空を眺めていたりするのだが、

その空というのが綺麗な紫やオレンジなどにグラデーションして、オーロラや虹の様にゆらめいているなんとも幻想的なもので、それを見上げながら

(綺麗だなぁ)

と思っていると

そこでぽかりと目が覚めて、気がつくと私の枕元に犬猫たちがずらっと並んで、私の顔をのぞき込んでいたりする。

愛犬愛猫に頬をペチペチと叩かれて目を覚ました時もあった。

そういう時は、私はやはりあちらの世界に逝きかかっていて、

<あぶない>

状態だったりするのだろうか?

それで犬猫たちが

「うわ、餌係がまたあっちの世界に行きかかってるぜ、仕方ねーなぁ」

とやって来て起こしてくれているのかもしれない。


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