汚タクミの御子
数週間経ってタクミは中東に言われた通りヒナノと犬森から距離をとっていた。初めの数日間こそヒナノからのチャットがあったが、タクミはそれを完全に無視して今では2人のやりとりは完全になくなっていた。
それ以来タクミは1人でビスハンをプレイしていたが本人は上の空、上手くなっていたはずが再びガーグァにも勝てなくなっていた…。勉強にも全く手がつかない…。そんなタクミを周りは心配していた。
タクミ「はぁ…………」
中東「あんさぁ〜元気出せよぉ〜」
梅村「そうだよ(便乗)」
タクミ「…………」
中東「今度いい女紹介してやるから元気出せって」
タクミ「え!!マジ??なんか元気出てきたわ‼︎」
中東・梅村「…………」
タクミは単純だった…
これがハッピーエンドかは分からない。だが、タクミは幸せである。
犬森「フォーーーーーーー」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
[タクミ君今日一緒に狩りに行こ!]
[おーい]
[何かあったの⁇]
〜〜〜
[なんで見てくれないの?]
[無視しないで]
[私何か悪いことした⁇]
〜〜〜
[おい]
[みろよ]
〜〜〜
[もしかして気づいた]
[実は私男なの。嘘ついてゴメン]
[けどね、ただタクミ君と仲良くなりたかっただけなの…]
[だって私…今更遅いかもしれないけど…]
[お前のことが好きだったんだよ‼︎]