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嫌なヤツなどは

作者: 竹仲法順

     *

 最初から相手しないことである。一々相手してると、図に乗ってくるからな。無視が一番。バカなことなのである。これは極当たり前のこと。人間の生きる知恵の一つだ。

 オヤジの会社の人間など、ボクとは真っ向から対立している。そりゃそうだろうね。アイツらにはボクのような優れた頭脳や、旺盛な体力はないからだ。あの連中は劣等感の塊なのである。それに根が卑しい。金銭に執着し、それで満足を得ようとする。全く馬鹿げているとしか言いようがない。

     *

 ただ、いずれ割れるだろうな。いや、その前に経営体力が続くか?あんなまずい豚まん売り付けて、それで平気な顔してる連中。バカでしょうがない。別にどうだっていいんだけどね。こっちに累は及ばないのだし……。

 まあ、人生耐える時期もある。というよりも、人間って降りかかってくる災難を堪える時があるのだ。苦しいが、仕方ない。それが人生なのだから……。

     *

 だが、苦を乗り越えれば楽がある。その繰り返し。人生というものは、実に面白い。何も逆風ばかりじゃないのである。それにオヤジの饅頭屋も永続することはまずない。別にいいのである。あんな会社、自己満なのだし……。存続はしないだろうね。潰れることはあるにしても。

 別に饅頭など大手の方が断然需要があるし、第一、うちの豚まんなどまずくて食えたもんじゃない。あんなものを市場に流していること自体、犯罪行為だ。それに従業員どもはどこにいても務まらない与太者ばかり。そんな人間しか集まらないのである。その程度ということだ。

     *

 まあ、表題通りに書けば、嫌な人間など、相手するだけ時間の無駄だ。放っておいてもいなくなる。別にこっちから手を出す必要はないだろう。単に人足寄場。アホどもの集まり。綺麗さっぱり、消えてなくなるのである。天国にいる母が泣くだろうな。息子であるボクがヤツらからあんなひどいいじめや仕打ちを受けていると知ればね。

 ただ、最後に一言付け加えれば、悪いのは全部オヤジ。オヤジの差し金で、アイツらがボクを憎み、一致結束しているのである。オヤジが切腹しないといけない。腹を切れ、腹を!若君が不逞の輩に苛め抜かれているのは、家老の責任だろう。オヤジが死なないといけない。必然だ。

     *

 どうでもいいことなのだが、あえてエッセーにて記しておく。こっちには全く非がなくて、問題はあっちにあるのだからな。死ねよ、クソどもが!人に嫌がらせして悦に入るチンピラなど、さっさといなくなれ!手前らが一番迷惑なんだよ!消えてなくなれ!

 ひとまず一筆書かせていただきました。

 ではまた。

                                 (了)

 


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