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第二話 夢寐反芻「醜」
人がどれだけ醜いかを、ようやく理解した。
「貴女の謝罪に一体どれほどの価値が、効果が、意味があるというのでしょうか」
真っ暗闇の空に、言葉は吸われた。
「私にはそれらを見いだす事ができません」
「謝罪は受け入れません」
「一生を終えても赦しません」
「自身を傷つける事を罰とし逃げることも許しません」
「死ぬまで此度の件を引きずり、惨めで最低で最悪な人生を謳歌してください」
「貴女ができることはそれだけです」
「私からは以上です」
「お帰り下さい」
相手の反応を無視し、重たい扉を閉め、鍵をかける。
「はぁ...」
本当に、人は醜い。




