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役に立たない人間
村での生活は、想像以上に厳しかった。
魔物が出る。
畑は荒れる。
人手は常に足りない。
だが彼にできることは、荷物運びと掃除くらいだった。
剣を振れば筋を痛め、魔法書を開けば文字が読めない。
「やっぱり、勇者じゃない人は使えないね」
そんな声が、背中に刺さる。
それでも彼は逃げなかった。
向き合い続けた。
なぜなら――
「ありがとう。助かったよ」
たった一言の感謝が、確かに存在したから。
感情を持った言葉だったから。
向きあい続けられているんだ
村での生活は、想像以上に厳しかった。
魔物が出る。
畑は荒れる。
人手は常に足りない。
だが彼にできることは、荷物運びと掃除くらいだった。
剣を振れば筋を痛め、魔法書を開けば文字が読めない。
「やっぱり、勇者じゃない人は使えないね」
そんな声が、背中に刺さる。
それでも彼は逃げなかった。
向き合い続けた。
なぜなら――
「ありがとう。助かったよ」
たった一言の感謝が、確かに存在したから。
感情を持った言葉だったから。
向きあい続けられているんだ