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追放された“ハズレスキル”の元勇者、実は《共鳴》チートで成り上がる ~嘘つき聖女と騎士団を出し抜いて、俺は心を信じる力を取り戻す(ついでに元仲間は自滅しました)~

追放された“ハズレスキル”の元勇者、実は《共鳴》チートで成り上がる ~嘘つき聖女と騎士団を出し抜いて、俺は心を信じる力を取り戻す(ついでに元仲間は自滅しました)~

作者:時空院 閃
最新エピソード掲載日:2025/11/07
辺境の街ダスクウォール。元勇者レオンは、偽名「ライル」として無気力な日々を送っていましたが、静謐な音を持つ司書見習いの少女ミラを庇い、昨日彼らを襲った悪徳商会「黒蛇」のゴロツキたちと、図書館で対峙します。
しかし、敵が放つ剥き出しの**「殺意」の音は、ライルの深いトラウマを刺激します。脳裏に蘇るのは、追放されたあの日、敵の恐怖と仲間の憎悪が混ざり合った「音の洪水」**に精神を蹂躙され、戦う力を失った絶望です。
再び「ハズレスキル」《共鳴》の呪いに屈しかけたライルの体は鉛のように重く、動けなくなってしまいます。
「また、何も守れないのか」――絶望に心を閉ざしかけたその時、背後からミラの静かで芯のある声が、殺意の濁流を切り裂きました。
ミラは動揺することなく、ライルに語りかけます。彼の力は「洪水」ではなく、必要な「情報」だけを**「選別」できるものだ、と。その声には、ライルに対する純粋で力強い「信頼」の音**が響いていました。
ミラの言葉に導かれ、ライルは半年の沈黙を破り、自らの意志で《共鳴》の制御を試みます。彼は、トラウマの原因となる「雑音」を背景に押しやり、目の前の敵が放つ**「殺意」の音**だけに意識を集中させました。
世界が変わります。ライルの耳に届いたのは、もはや苦痛ではなく、ナイフの軌道や到達時間を示す**クリアな「情報」**でした。
• 《音:右袈裟斬り。到達まで、0.4秒》
• 《音:直突き。到達まで、0.5秒。狙いは、背中の(ミラの)心臓》
ライルは、その正確無比な「情報」に従い、敵の攻撃を最小限の動きで紙一重に回避し続けます。彼は敵を殺すことなく、相手の力と隙を**「先読み」**して無力化し、わずか数十秒でゴロツキたちを制圧しました。
戦闘後、ライルを苛んでいた「洪水」は完全に止み、頭痛もフラッシュバックもありません。彼は、自分の《共鳴》の真価が、「敵の殺意を先読みして殺さずに無力化する究極の戦闘技術」だったことを悟るのです。
ライルの心は、追放以来初めて、穏やかな「制御」の感覚に満たされました。
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