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消える私と王子様 〜異世界から来た私は嫌われ令嬢と体をシェアしています。  作者: ねここ
第二章

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ラファエルとの生活



 ラファエルとの生活は意外にも快適だった。

ラファエルの部屋は広く、大きなバルコニーがあり部屋の中で過ごすことが苦痛ではなかった。


 ラファエルは妻達と週に二回朝食と夕食を取る日があり、その時はユイカは一人ラファエルの部屋で食事をするが、その日以外、ラファエルに会食やパーティなどない日は全てラファエルと食事をする。


 そんな日々の中、先日の会議のメンバーで交流を深めようと飲み会が開催された。

ユイカはラファエルにお願いし参加することにし、グリーンのマイクと共に以前エデルとリック達と勝負をした酒場に行った。


酒場に着くとユイカは大歓迎を受けた。「ユイカ様が来たぞ!!」皆立ち上がり敬礼をする。ユイカは爆笑しながら敬礼をした。皆いい感じに酔っている。酒場の女将に「酒場の女王が今日も来たから酒をどんどん出しな!」

と言われ、それを聞いたダット達は大盛り上がりで「我らが田舎娘が女王になった!酒場の女王だ!!」と言って乾杯を始めた。


 女将覚えていたんだ、、底なしの印象は強かったのかしら、、ユイカは恥ずかしくなった。「ちょっと、その田舎娘の酒場の女王って、、褒め言葉になってない!」ユイカが文句を言うと「女王が酒が足りないとご立腹だ!殺される前に酒を出せ!!」そう言って酒をどんどん持ってくる。


「本当に私の周りは酔っ払いばっかり!」マイクを見るとマイクは一滴も飲んでいない。

「マイク様、飲まないのですか?」


 ユイカが聞くと「エデルの件で、、禁止なんです」と水を飲んだ。あの日飲ませすぎちゃったからラファエルに怒られたと言っていたもんね、、。「そっか、ごめんね、、」ユイカは謝り「その分私が飲むわ!」と言って飲み始めた。酒場は大盛り上がりでどんどん樽が空いてゆく。


 とうとうユイカは山になった樽の上に乗せられおもちゃの王冠を頭に乗せられた。

「田舎娘が酒場の女王になったぞ!謁見しよう」ぞくぞくと皆カップを持ってやってくる。ユイカは笑いながら相手をしていた。「あんな姫よりも酒場の女王の方が好きだ!!」ダットが叫んだ。あんな姫とはエレノアの事だ、あの時の印象悪かったもんね、、。それを聞いたあの場にいた全員が「俺もだ!!」「俺も田舎娘が良い!」「酒場の女王に求婚したい」などと言い始め、マイクは顔面蒼白になった。ラファエル様に聞かれたら殺されるぞ!


「そのような恐れ多いことは口にしてはなりません!!」マイクは慌てて皆を止め始めたが「うるさい!俺はこの田舎娘を最初は冴えない子だと思っていたが、、好きかもしれんのだ!!」「俺も、この酒場の女王にプロポーズするぜ!」「俺と結婚してくださーい」皆酔っ払ってユイカの元に集まった。


「うふふ、嬉しいけど、私は理想が高いのよ!だって田舎娘は夢を追って都会に出て来て酒場の女王になったんだから!それに見合う人じゃないとね」


「それなら私だな」突然フードを被った男が現れ樽の上に座っているユイカを抱き上げた。


ラファエル?!なぜここに?!!


「俺たちの女王を抱き上げるとは!お前はその資格があるのか?」男達が文句を言い始めその様子を見ていたマイクは倒れそうになった。まさかラファエルがあらわれるとは、、


 ラファエルはフードを外し「皇帝はダメなのか?」と言って微笑みながらユイカを連れ去って行った。ユイカは呆然としながらみんなに手を振った。 




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