愛おしくて
ラファエルとユイカは部屋に戻った。
ユイカはタオルを手に持ちラファエルの頭を拭いている。ラファエルはソファーの背もたれに身体を預け首を後ろに傾けて上を向く形でソファの後ろにいるユイカに髪を拭かれている。
ユイカは目を閉じされるがままのラファエルを見つめていた。ラファエル様って本当に綺麗で女性の私でも嫉妬しそうなほどだわ。それに有無を言わさないオーラもあるし、ジャスミンの頃,本当に怖かった。とても冷たい人で、興味をもたれていないってわかるほど。
でも、海で助けた時は素直で可愛かったのに、、、ラファエル様ってツンデレなのね?
「ラファエル様、最初とても怖かったわ。ラファエル様って興味のない人に対してああなの?」ユイカは気持ちよさそうに目を瞑るラファエルに聞いた。
「ほとんどそうだ」ラファエルは目を瞑ったまま答えた。
「私、ラファエル様に好かれるようなことしましたか?」ユイカはなぜラファエルがユイカを愛してくれるのかいまいちわからない
「ユイカは私のどこが好き?」ラファエルが聞いた。
どこが好き?わからない。全部?「わかりません、え?そんなこと考えたことないです。自然と、、好きになりました」
「ユイカ、私も同じ、自然とユイカを好きになった」ラファエルはユイカを引っ張り逆さの状態でキスをした。
ユイカが少し離れようとした時ラファエルは「ユイカこちらにおいで」両手を広げてユイカに言った。
ユイカはラファエルの前に回り胸の中に顔を埋め目を閉じた。
幸せ、、ラファエルが愛しい、。
「ラファエル様、、ごめんなさい、、私が戻って来たから、、疲れてるでしょ?ラファエル様に負担をかけてしまって。」ユイカは忙しい中、真夜中に会いに来てくれたラファエルを見つめ言った。
ラファエルは自分がユイカに会いたくてここに来ている。
「ユイカ、私はユイカに会いたくて、ここに来ているんだ、気にするな。」
「、、、はい、でも、ラファエル様、私の事気にしないで、ラファエル様のすべき事を優先してください」
ユイカはラファエルに言った。これではラファエル様の体が心配だわ。それに、、第二夫人を迎えたばかりなのに。
「ユイカ、私がここに戻った日に街で目が合ったな、」ラファエルはユイカの髪に触りながら言った。
「、、はい」ユイカはその時第二夫人も見た。ラファエルはその事について何も言わない。ユイカが知りたくないと言ったからだ。
「久しぶりに見たユイカは綺麗で、、あの一瞬でまたユイカに恋をした」
ユイカは驚いた。第二夫人が隣にいる馬車の中でラファエル様はそんなことを思ってくれていたの?、、どうしよう、嬉しいと思う気持ちが溢れてしまう。あんなに悲しかった気持ちが一瞬でひっくり返された。
「きっとずっと、私はユイカに恋をし続けるんだと思った。今も、この瞬間も」ラファエルはユイカの額にキスをし頬に、そして唇にキスをした。ラファエル様、本当に嬉しい、ありがとうございます。
二人は何も言わずに抱き合っていた。お互いの体温を感じ鼓動を感じながら愛する人との時間を心と体に染み込ませた。
ユイカは病み上がりもありそのままラファエルの胸の中で眠った。




