チェスターとの距離
「ちょっと、これ、ジャスミンはグリーンと一緒にカジノの着工に行くのか?」
資料を見ていたチェスターが言った。
「はい、チェスター様」
ジャスミンはチェスターに話しかけられて緊張した。
……「俺は反対だ。」
チェスターが言った。
「チェスター様、、なぜでしょうか?」
ジャスミンは突然チェスターの反対にあってショックを隠しきれない、何がダメなんだろう。
「チェスター、ジャスミンが帰ってきて早々になんだ?ジャスミンがびっくりするだろ?」
ラファエルは驚きながらチェスターに言った。
チェスターは少しイラついていた。なんなんだ?本当はジャスミンを労ってあげたかったのに。
「ラファエルさま、失礼致します。城にダフニーさまがいらしていますが、、急用と仰ってラファエルさまにすぐにお会いしたと仰っていますが、いかが致しましょう?」
アディがラファエルに声をかけた。
「ああ,すぐに行く、ちょっと席を外す」
ラファエルはこの件は二人で話し合った方が良いと思い出て行った。
ジャスミンはチェスターと二人きりで少し緊張していた。
久しぶりにチェスターに会えて嬉しかったのに、チェスターはとても機嫌が悪い。
二人がいない間に色々と結果を出して喜んでもらおうと思っていたジャスミンは悲しい気持ちになった。
きっと出過ぎた真似をしたんだ、、ジャスミンは両手いっぱいの書類を握りしめたまま立ち尽くしていた。
ジャスミンはチェスターの方を見た。
「ジャスミン?泣いているのか?」
チェスターは書類を両手に持ったままぽろぽろ涙を流すジャスミンを見て慌てて弁明をした。
「ちょっと疲れてて、ジャスミンに怒ったわけじゃないんだ、気にするな」
チェスターはジャスミンの前で右往左往しながらジャスミンを慰めた。
「チェスター様、私が出過ぎた真似をしたから、、。」
ジャスミンは下を向いて涙を堪えようとした。でも、涙があふれてしまった。
「ジャスミン、とにかく、ここに座って」
チェスターはジャスミンをソファーに座らせた。
「ジャスミン、ごめん、本当はジャスミンが頑張っていた事を誉めてあげたかったんだ。」
チェスターはソファーに座っているジャスミンの前に跪き手をとって謝った。
「チェスター様、そんな事をなさらないでください、、チェスター様は悪くありません」
ジャスミンは慌てて立ちあがろうとした。
「ジャスミン、俺はジャスミンの事、誤解していたんだ、いつもその事を謝りたいと思っていた。」
チェスターはジャスミンの手を握っている。ジャスミンは胸がときめき、喜びと緊張ですこし手が震えしまった。
「ジャスミン、震えているのは、、、嫌だからか?」
チェスターは切ない瞳をジャスミンに向けた。
「ま、まさか!チェスター様を嫌だという人はおりません!」ジャスミンは真っ赤な顔でチェスターに言った。
「、、、ジャスミン、グリーンのエデル、あいつカッコいいしモテるよな、」
チェスターはジャスミンを見た。
「?、、たしかにエデル様はかっこいいですね。でもチェスター様の方が素敵です。」
ジャスミンはなぜエデルの話が出てくるのかわからなかった。
「、、ジャスミンはエデルが好きじゃないのか?」
チェスターは少し気まずそうにジャスミンを見て言った。
「え?!!ち、違います!好きじゃありませんし、エデル様は私をサポートしてくれてるジュリアナと最近恋人同士になったのです」
ジャスミンは驚いて否定した。チェスター様は私に少し興味を持ってくれたのかしら、、
なんだか嬉しくてジャスミンはチェスターの顔が見れなかった。
「ははは、そうか、、ジャスミン、ちょっと待ってろ」
チェスターはそう言って突然部屋を出て行った。




