幕間 エイラの神域にて
「ダルバリオン、アイシェは戦えるようになるだろうか?」
「まだ始めたばかりで分かるものか。だが、チビの本質は怠惰だが興味があることには一途で我慢強さがある。それにいい意味で諦めがあるからな。本人も強くなることを望んでいるから見込みはあると思うぞ」
「そうなんだね………………アイシェがね、自分は神の枠で中央管理局の管轄内にいるかと聞いてきたんだよ。僕が管轄外だと答えると嬉しそうに笑ってお礼を言ってくれたんだ。ただ、その時のアイシェの心の声を聞いてね、どこからが始まりの神々の意図によるものだったのかと考えてしまったよ」
「どういう意味だ?」
「僕たちは未来を見ることを禁じられているよね。だけど、もし未来を見ることができたとして、その未来が分岐点を境に変わるとしたら、ダルバリオンは変化に富んだ未来へ進みたいかい? それとも変化の無い未来に進みたいかい?」
「そうだな、俺は変化に富んだ未来に進みたいな」
「そうだよね。僕もそうだ。そして、始まりの神々も恐らくそうだ……」
「まさか……」
「その先を口にしてはいけないよ。僕たちの役目は、星を作り、感情を育てること。その過程にどんな力が働こうとも、僕たちは受け入れていくしかないんだよ。そこにどんな犠牲があろうともね……」




