16
またもや間があきました( ; ; )毎度申し訳ないです。
それでもこうして見てくださってありがとうございます(つД`)ノ
とりあえずモフ丸が強いかどうかは置いといて、今夜のご飯を考えましょうと意見が一致し2人で洞窟を出た。
「うーん、薬草だけじゃお腹ふくれるわけないし、お肉取ったところでどうやって料理しよう。いや、そもそもお肉確保できるの!?」
お城から、そして王都から出ることばかり考えていて食事については全く考えていなかったユイ。そもそもこれまでの生活でユイの中で食事の占める割合は圧倒的に少なかっのである。
すでに今夜の食事についてはお昼を食べたから無理に食べなくてもいいかなー?なんて考えているところだ。
そんなことを考えながら一応辺りに食べれる物がないか探していると肩に乗っていたモフ丸がほっぺに体当たりしてきた。
『ユイ、誰かくるよ!
うーん、あ!この気配は多分さっきの獣人だと思う』
ガサッガサッと草を掻き分けて現れたのは確かに王都を出た時に先を歩いていた狼の獣人だった。
肩を少し過ぎたシルバーの髪に同色のケモ耳が頭の上でピンと立っている。
目はブルーグレイの一重。かなり整った顔をしており、アルバートたちとはまた違ったタイプのイケメンがこちらを眼光鋭く見つめている。
うん。美形に睨まれると通常の倍増しで怖い。
「こんなところで子どもが何をしている」
静かに問いかけられた質問に怖さも忘れ
「子どもじゃないもん!!!16だもん!!!!」
と、検討はずれな答えを返したのだった。
これには睨みつけていた獣人の彼も口をあんぐりと開けて一言。
「………嘘だろ」
ユイが更に怒って怒鳴ったのは言うまでもないだろう。




