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第4話 着地?
「うわぁぁぁぁぁ!!」
俺は、今落下しているが、あと数秒後には、湖に叩きつけられるだろう。
そのためにも、体制を整えなくては、ならない。しかし、俺には、そんな事は、出来ない。
だから、大の字のまま叩きつけられるのだ。
絶対痛い。痛みに耐えるため、今度は、しっかりと目を閉じ、叩きつけられる時を待った。
が...
いくら待っても痛みは、こない。
代わりに、土の感触がある。どうやら、土の上に仰向けに倒れているようだ。
「いつの間に…」
まぁ、痛みを味わなくてよかった。
と、思いつつ、起き上がると、そこは、安定の街の入り口の前だった。
ここから、俺のネトゲ生活が始まる。