表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
文明トカゲ  作者: ペン牛
七 怨讐の皹
157/263

(なんでもいい、やりたいこと、困っていること、真奈さんに頼みたいこと――あぁ、そういえば)

 どこで知ったのかも定かではないが、デートの時にカップルがすることで一つ思い出したことがあった。

「真奈さん、もしよかったら、僕の下着を選んでくれないかな」

 僕がそう言うと、真奈さんは一瞬等身大の蝋人形のような顔になり、

「――ごめん、せんせー、何言ってるかわかんなかった。もう一度言ってくれる?」

「あぁ、だから僕の下着を――」

「変態じゃないのせんせー!?」

 真奈さんの反応を見る限り、どうやら僕の言ったことはまずかったらしい。だが、一体どの点がまずいのだろうか。

「……僕は自分のことは変態じゃないと思ってるけど、何か問題があったかな」

「大ありでしょ!! し、し、下着を選べとか何考えてんの!?」

「……真奈さん、僕と真奈さんは女同士だよ」

「そっ、そうだけど……そ・う・だ・け・どー!! もう、これだからせんせーって――」

 そこで真奈さんの言葉は途切れた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ