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文明トカゲ  作者: ペン牛
五 似姿の恋
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『今どこにいるかはわかりますか?』

 とにもかくにも流谷さんの居場所がわからなければ話にならない。返事はすぐに届いた。

『戸口沢駅で降りました。志保がいるっていう場所に着いたらそこの地図を送ります』

 急いで戸口沢駅までの乗り換えルートを調べる。ここからだと電車で二十分以上かかる距離だ。

(タクシーで戸口沢駅まで向かったとして、それでも間に合うか……?)

 駅前でタクシーを拾って乗り込んでしまうと、後は流谷さんからのメッセージを待つことしかできない。なんの意味もないとわかっていながら、それでも携帯を強く握りしめてしまう。

 ――流谷さんからメッセージと現在地の地図が送られてきた。

『ぼろぼろのビルです。お願いです早く来てください』

 タクシーが戸口沢駅に着く。タクシーの中で確認しておいた流谷さんの現在地までの経路をひたすら走る。目的地に近づくにつれ経路はわかり辛くなっていき、何度か間違えそうになったものの、それでも目的地らしきビルに辿り着いた。

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