外での戦い
主人公たちと直接関わりのない、外部での戦いの模様です。
コルテア首長室。
首長室といってもコルテア首長はあまり権威的な飾り立てを好まない者が代々続けており、アリア・マフラーンもまたその例にもれない。日本ならどこかの社長室といった雰囲気だろうか?落ち着いて高級感はあるのだけど、権威的というより、政治のトップをやる以上これくらいは必要だから揃えた、という感じがどこかしらに漂っている。
そんな首長室に今、どこか狸を思わせる太めの、ただし抜け目なさそうな目をもつ男が呼ばれていた。
「スカーム。コルテアの冒険者ギルドマスターの貴方をわざわざ呼びつけた理由はわかっているわね?」
「さて。おそらくは若者の暴走の件であろうかと考えておりますが。何か不都合でもございましたかな?」
「若者の暴走ねえ。どこのバカが見ても異世界人のものとしか言いようのない乗り物を金で雇った多くの貧民に取り囲んで騒がせ、そのどさくさに紛れて異世界人本人または連れの女を略取しようなんてバカな計画をギルドの名の元に実行するのが『若者の暴走』なの。へえ、そう」
「はぁ。何を申されるのかと思えば、そのような根も葉もない事でワシは呼び出されたので?」
スカームと呼ばれた男が、どうやら冒険者ギルドマスターらしい。
どうやら男自身も、その太めの身体に似合わず冒険者あがりらしい。荒くれ者あがり特有の暴力の空気をまとっているが、悪い意味でも冒険者あがりのようだ。
つまり、コルテア首長であるアリアをどこか上から値踏みするような目線を見せている。アリアが受付嬢たちと同じ山羊人だからという思い込みもあるだろうが、どこか好色な人物を思わせる目線と表情の動きだ。はっきりいっていかがわしく、お世辞にも好ましいものとは言えなかった。
実はこのスカームなる人物。冒険者ギルドでは評価の高い人物で荒くれ者たちにも一目置かれているのだが、ギルドマスターとしての資質はあまり高くないとも言われていた。商業ギルド等から苦情がたくさん上がっている人物であり、冒険者としては優れているがギルドマスターには向かないのではとさんざ言われていた。
その極めつけが今回の件だった。
通常、確かに各ギルドマスターは国家首長の命に従う必要はない。各ギルドは国を超えた組織であり、国や地域を越えて仲間を守る、いわば同業者の互助会組織でもあるからだ。
だが、当たり前だが何をしてもいいというわけではない。
異世界人対応はその象徴とも言うべき案件である。国家とかギルドとかの思惑を越え、大陸単位、全ての人族単位で動かねばならないものであり、そういう案件に対応するためにさまざまな工夫やら試行錯誤が行われている。
だというのに。
「申し訳ないのだが、こう見えてもギルドマスターは忙しい仕事でしてな。いかに首長様の命とはいえ……」
「おまえの世迷い言をたらたらと聞くために呼びつけたわけじゃないよエリオ・スカーム。うるさいから黙りなさい鬱陶しい」
「な……!」
小娘の癇癪とでも思っているのか、これみよがしに驚いた顔を見せた。
「なんとなんと、コルテアの首長様ともあろうお方が、たかが荒くれ者の集まりとはいえ南・東大陸の冒険者ギルドの長であるわしにそのような物言いをなさるとは。有権者が聞けばどのように顔をしかめるやら」
「心配しなくてもいいわスカーム。あんたはもう冒険者ギルドマスターじゃなくなったからね」
「……は?」
アリアの言葉があまりにも想定外だったのだろうか。でぶ男の目が点になった。
「前のギルド長があんたに何ていって教えてたかは知らないけどね、改めて教えてあげるわ。
各職業ギルドは確かに各国政府の権力からは切り離されている。
だけどね、いくつか例外が存在するのよね。
ぶっちゃけ、異世界人対応はその最たるものよ。何しろ最悪、中央大陸のかつての悲劇を繰り返しかねない案件だものね、当然、特定種族、特定国家の暴走だけでなく、特定ギルドが暴走した場合の対応マニュアルだってしっかり存在するのよ。ご存知なかったかしらね?」
「……何をおっしゃりたいのですかな?見に覚えのない事ばかりで、さっぱりワケがわかりませんが」
でぶ男の態度は変わらない。どうやらアリアの言動をブラフだと思っているようだ。
しかし残念ながらアリアの言っている事は脅しでもなんでもない。ただの事実だ。
だからアリアも、淡々と事実だけを告げる。
「さてと。じゃあ、決まりだから結論だけを言わせてもらうわね。
元冒険者ギルドマスターのエリオ・スカーム。おまえには、異世界人を略取せよという内容の非合法な依頼をそれと承知の上で受け入れさせたばかりか、それをやるにふさわしい力ある者を集め、権力と金を持たせて支援した事が判明しているわ。
南大陸および東大陸の首長およびギルドマスター弾劾会議はこの件を受けエリオ・スカームを本日ただいまをもって冒険者ギルドマスターおよび一般の冒険者登録からも永久排除を決定。また共犯者の調査のために魔族による強制記憶探査にかける事も決定している。そして背景がすべて判明するまで冒険者ギルドはその機能を一時停止させ、すべての業務は商業ギルドと職人ギルド、狩人ギルドが一時的にサポートに入る事となるわ」
「……は?」
何を言ってんだ、とでぶ男は眉をしかめた。どうやらまだ状況がわかっていないらしい。
だが突然に扉が開き、完全武装の、しかし冒険者とは毛色の違う兵士たちがドカドカと入ってきた時、男は目を剥いた。
「な、なんだおまえたち!?何をする!俺を誰だと思ってやがる!」
「良くてもケチな犯罪者、悪い場合は、南と東を滅ぼそうという人間族の尖兵ってところでどうかしら?実際、そういう罪状で公開処刑せよって声もあるのよね。
でも、いくらなんでもそれは持ち上げ過ぎでしょ。
ただの欲かきすぎたバカなんて、刑場の隅っこで腐った臭いさせてる首狩り台がお似合いよ。……連れて行きなさい」
「ハッ!」
そうして男は無理やり引き据えられ、喚きながら部屋を出て行った。
「……さて皆さん、こんなところでいかがだったかしら?」
『こちら職人ギルド。肯定する』
『こちら商業ギルド。支持しますー』
『こちら東ホダカ、首相のナカタ。貴殿の決断を評価します』
『こちら……』
いくつかの国家や団体を自称する声が、魔道具を通して首長室の中に響き渡った。
『こたびの異世界人が戦いを好まない好人物であるという話は食肉ギルドの方から聞いている。我ら職人ギルドとしても、戦いよりも別の方面に才を発揮してくれる事を望んでいる』
『商業ギルドとしても同意しまス。サイカのお嬢さんカップルが接触したそうでスけど、なかなかの好感触だったようで。こたびの異世界人さんはどんな楽しい事をやらかしてくれるのか、今からワクワクしてますでス、ハイー』
『商人の、おまえさんたちの楽しいは時に迷惑なんだがな』
『あらあら職人様、そうはいっても新技術には問題もつきものでスよ?振り回されるのは分かりまスが、ソレを恐れていては先に進めない、そうおっしゃられたのはそちらの先代サンですしー』
『わかっている。オヤジの……失礼、先代の言葉は確かに正しい。わかっているとも』
何やら思うところのありそうな会話が、いくつもなされていた。
アリアはそんな人々の『声』を聞き、そして言葉をつないだ。
「ここで改めて意思の確認をさせていただきます。
我々南大陸・東大陸首長連盟としては、一介の旅人として漂白して暮らしたいという異世界人ハチ本人の意思を尊重し、これを守るという認識で間違いないかしら?」
『肯定する』
『肯定』
『支持しますー』
『肯定の意を示します』
『我が国としても賛成の意と、そしてそのための力を惜しまぬ事も誓いましょう』
そんな会話をしている最中だった。
『あのー、すみません。私も混じっていいかしら?』
『誰!?』
『まさか、この秘匿回線に割り込みだと!?』
驚きの声が広がる中、アリアがためいきをついた。
「内緒話に勝手に割り込むとは手癖が悪くないかしら、聖国の聖女さま?
それとも、異世界人シオリ・タカツカサの玄孫、エミ・タカツカサ・シターヴァさんと言いましょうか?」
『シオリの!?』
『聖女の子孫だと!?バカな、虚構に決っている!』
『いや、聖女エミというとシオリの血を引くばかりでなく、老境のシオリ自らが自分の魔力で育み、そして手取り足取り育て上げた子供だと聞いている。そこいらの自称子孫と同列に考えられる存在ではないぞ』
『ほほう……それはそれは』
『いやまて、それよりシオリは健在なのか。もう二百歳を余裕で超えているだろうに』
『さすがは異世界人という事ですね。魔力という恩恵をもち本来の寿命を歩めば、魔族やエルフのような時を生きられる存在という事ですか』
『それはそれは。できる事ならご存命のうちに一度ご挨拶に伺いたいものですな。人間族国家には知られていないが、我らは彼女に恩を返せてすらいない』
『ですなぁ』
どうやら声の主たちは、聖国にかつて現れた異世界人の聖女シオリ・タカツカサを知っているようだった。それもただならぬ評価と共に。
『それでシオリの系譜を引き継ぐ聖女エミ殿。こうして我らの会議に割り込んでいらっしゃるからには、ただの好奇心だけではありますまい。何か事情がおありかな?』
『ふふ。シオリ嬢はただの好奇心で割り込んできたがな』
『職人の、話を混ぜっ返すな。貴殿らは昔からシオリ嬢に甘すぎる』
『それは仕方あるまい。彼らの大事な酒蔵管理という仕事を、酒の味に影響しかねない大仰な魔術結界などでなく、猫一匹配置する事ですべて解決してしまったのだからな。聖女シオリは酒造組合系では酒の女神と言われているとか』
『確か、ウイスキーキャットでしタっけ。地球では古来、害獣駆除のため農産物を扱うところで猫を飼っていたそうでスね?酒造元もそのひとつだと』
『我々の世界にも同じ考えがあったにもかかわらず、広くは採用されておりませんでしたからな』
『放置して好きに仕事させるというのは想定外でしたな。魔獣や野生動物は敵もしくは食料という関わりが主体だったがゆえか』
『ですな。魔獣車は実用面で受け入れられたものの本来は異端の使い方ですし』
『バンケンでしたか。異世界のように侵入者の番をさせたところで魔獣や術者がくれば皆、警告を放つ前に殺されてしまう。しかも強い魔獣を飼えば、今度は守られるべき住人に被害が出る恐れがある。結果としてそういう考えは根付く事がなかったと』
『ですな』
有用動物に対する考え方の相違。どこぞの軽四乗り男が聞いたら何と評価しただろうか?
この世界には日本猫の血筋がいくつか入り込んでいる。千年前に持ち込まれた『タマ』と、聖女シオリが連れていた『ソータ』がその一例だ。
実は聖国のある地域では昔からネリアという猫に似た動物を飼う風習があった。おそらくは地球でいう猫の立ち位置を占めるべき動物だったが、通常生物のうえに聖国が魔獣を国土から徹底的に駆逐しているため魔力を得る機会がなく、ネリアは聖国でしばしば飼われるペット以上の地位にはなっていなかった。
ネリアに似たタマやソータは多くの猫同様に異世界のネリアとして受け入れられ、普通にかわいがられた。
タマは既に高齢で子孫を残さずに死んでしまったそうだが、シオリの連れてきたソータは成獣になりかけの子猫だったため、次の春には大量の混血ネリアが誕生。しかもソータの持つ異世界の魔力をいくらか引き継いでおり、知能も魔獣なみに。
遺伝学的にいうと驚くべき点がいくつかあるが、そもそも日本人とこの世界の人族が混血できるのだから、驚く事はない。転移した日本猫も人間同様に強い魔力を持っていたし、条件は揃っていたといえる。
現在、ソータのような猫の子孫は聖国猫と呼ばれ、聖国の名物になっている。
ただしそれは聖女が育て上げた護国の猫という位置づけであり、異世界猫の子孫としてではない。
非公式には異世界人の持ち込んだ猫の子孫である事くらい誰でも知っているのだけど、そういえばこの小さな猫すらも政治的に利用されかねない。そう考えた昔の人間たちの知恵である。
こんなちっぽけな生き物まで、くだらない政争に巻き込んでどうするというのか。
この考え方は各地の聖国教会にも通達された。
そして、異世界人が時々連れてくる猫のうち、飼い主がいない猫の多くは聖国に預けられた。しまいには「飼い主のいない異世界猫は聖国で保護し、世話をしている」という認識が各国にも非公式に定着してしまったほどだった。
もっとも、生き延びてしまえば猫は猫。その後の歴史は彼ら自身で作り上げていったらしい。
どうやら自力で聖都外の類似の小型魔獣との交流も行ったようで、ある年代から魔獣としての体裁もきちんと整え始めた。そのうちにネリアの変種という概念が内外に完全に定着すれば、特別に情報操作して保護する必要もなくなるだろう、とは聖国の学者たちの弁である。
話を戻そう。
『お忙しいところ悪いのだけど、いいかしら?』
『ええどうぞ、聖女エミさん?』
『今回の異世界人「ハチ」氏が自衛行動で用いた戦闘力についてだけど、人間族側への情報はシャットアウトしているのかしら?その状況について知りたいのだけど』
『現状、おそらくは漏れていないだろうな』
『おそらくは?理由を聞いてもいいかしら?』
『むろん』
応答したのは職人ギルドの代表のようだった。
『現在、こちら側で動いた者たちはすべて自己利益が目的の者たちにすぎない。彼らは人間族に通じる理由がないし、またその必要性もない』
『なるほど了解です。
コルテア首長さん、そちらの状況はどうでしょう。北で人間族の船が落とされた件に関して、情報が流れた可能性は?』
『現場は他ならぬ貴女が消去済みでしょう。間諜については政府側、そして現場に居合わせ、民間で独自調査してくださったサイカ商会の調査でもシロと出たわ。外部に漏れた可能性は限りなく低く、船についても現在、人間国側は行方不明となっているようね。彼らは傍受対策の他、自分たちで手柄を独占するためもあって、コルテアに侵入する前から本部との通信を行っていなかったようなのね』
『なるほど。それで残骸すらも見つからず、という事ですか』
『ええ』
中の人たちごと世界の外に放り出したのだから、残骸もへちまもあるわけがなかった。
『ありがとうございます。そのあたりの情報が欲しかったのです』
『この程度ならお安い御用よ。
それより聖女さん?この件に関する聖国の情報ってあるかしら?公式でないものについて』
『はい、もちろん。
聖国では公式にもですけど、こたびの異世界人が平和に暮らしたいという気持ちだけでなく、それをかなえるための移動手段と、それを助けるための味方も得ている事も知っておりますし、それが充分に大きな味方であり、国ひとつレベルでは突破不可能である事も理解しております。
ゆえに聖国としましては、正式には不干渉、非公式にも見守る以上の行動には出ない事を表明しております』
ほう、という声が流れた。
『さすが、近年は融和策に向いていると噂の聖国ね。私たちの調査結果とも一致するわ』
『ありがとうございます』
『ちなみに、彼らの味方についている勢力について情報はあるかしら?』
『まず、中央大陸の真竜が、自らの眷属を彼のパートナーとして配置させております。それから彼の乗り物には樹精王の幼生体が住み着いておりますし、さらにケルベロスの子供が飼われているのも確認しました』
『ケルベロスの子供は私もこの目で確認したわ。癒やし要員として家族の一員のようになっていたけど、やはり彼も実際には魔族とつながっているという事かしら?』
『ケルベロスの子供についていえば、その見解は正解であり同時に誤りでもあるかと』
『正解であり同時に誤り?』
『まず、彼ではなく彼女です。あのケルベロスはメスなので』
『あらま』
クスクスという声が漏れた。まぁケルベロスの性別はここでは大した問題ではない。
『彼女は人間族の組織的なケルベロス狩りの生き残りであり、彼らの一行に出会う事で生き延びたわけです。その意味で家族の一員という評価は間違ってはいないと思います。
そして、既にその存在は魔族に知られていますが、彼らはあのケルベロスを使者として扱う事を決定しているようです。そのために回収に向かわない模様です』
『なるほど。そして東大陸あたりに彼らがきたところで誰かを接触に差し向けると?』
『あるいは、彼らと一度接触した魔族が向かうかもしれませんね。その魔族は魔道学者のようですが、彼ら一行に興味を持っているそうですので』
『危険人物として指名手配されているとも聞いたけど?』
『人間族側では、という但し書きがつきますが。聖国としては彼女を専門馬鹿と認識しておりますが、裏返すと専門家としての目線で対象を見る事にも秀でている。魔族的には充分に使者のつなぎとして役立つと見ているようです』
『なるほどね……。さすが聖国、あまり他種族とつきあいのない魔族ともつきあいがあるのね』
『うちの大祖母のせいです、間違いなく』
『聖女シオリのお孫さんか。確か魔族の子を戦場で拾い大人になるまで保護していたとか』
その女は聖女でなく騎士扱いだったが、その子を守るために騎士をやめ、味方の追撃をかわしたうえに子供抱えて単騎で戦場を駆け抜け、シオリのいる中央聖殿に駆け込んだというとんでもない武勇伝も残しているらしい。
つまりシオリとは別の意味で、聖国に影響を与えた人物のひとりであるといえる。
『こちらの情報は以上です。どうも皆さん、突然ですみませんでした。そしてありがとうございました』
『いやいやこちらこそ。聖女殿、いつかは通信でなく直接お会いしたいですな』
『ありがとうございます。その日が近く来る事を私もお祈りしております』
『ではまた』
『失礼いたします』
聖女らしき通信が切れた。
『接続元情報はとれたかしら?』
『北ジーハンの酒場だな。別ルートにある当人の所在情報とも一致する。本人で間違いあるまい』
『酒場?』
『当代サイカの夫妻と飲んでいるようです。最も営業時間外なので、知り合いの職員に話をつけてカウンターでのんびりヤっているようですが』
『朝っぱらから。さすがはサイカのトップだな』
『不真面目とも余裕ともつかない態度、それもまたスタイルの一つというわけね』
フフフという笑い声が流れた。
結局彼らの意見としては、ひとことで言えば『イエス異世界人ノータッチ』という事で落ち着いた。
動向を見守り問題があれば手助けはするが、力で陣営に取り込もうとする者は許さないと。
全てのギルド業務を他のギルドが代行できるわけではありません。あくまで一時的な間に合わせにすぎず、長期に渡ればもちろん大問題となります。
しかし、そもそもひとつの業種のギルドを強制活動停止というのはそれほどの異常事態であり、それだけ事態を重く見ているという事ですね。
以降、主人公たちの与り知らないところで事態は沈静化していくのでしょう……。




