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【プロットタイプ】価値の相殺

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

なんだかんだで最後にはバランス取ってると思うんですよ。

幼い頃に見た景色が夢の中に出てきた。大水槽に螺旋階段。周りには誰も居ない。そんな体験をしてしまったら、俺が生きている内にまた体験したいと思うのは、おかしな話ではないだろう。

その事を諭羅に伝えると、何時もの穏やかな微笑みを浮かべ、ただ静かに問い掛ける。

「で、良い経験は出来たかな?」

「悪くは無かった。が、大都会と変わらず金が掛かった」

夢に見た大水槽は昔のままであったし、歩いても歩いても終わりの見えない程の広大な土地は、都会では再現出来ないものであった。故にあの経験と言うのは、金額以上の価値がった。

が、其れを満足至らせる為の過程、つまり交通費であったり、昼代は其れに見合う対価では無いと思っている。

頻繁に訪れる場所ではない故に、何時もの二倍は交通費が掛かる。路線もそう多くない。待ち時間が多い。辺りに飲食店が少ない為に、限れた場所に集中する。つまり独占状態が成立し、競争がない。故に多少高くても、質が低くても集客が見込める。

郊外だから金が掛からない。という妄言は、早々に切り捨てるに限る。

「価値以上のものは、水族館だけだった」

「厳しい事を言うね」

諭羅は当たり障りのない回答を返した。お前らしいよ。本当に。興味が無い話題に置いては、無視こそしないまでも、適当な相槌しか打たない。面倒故に、早々に切り上げたいのだろう。

だからお望み通り、執筆に戻ろうとしたら、相手の方から口を開いた。

「でも、意外と等価じゃない?」

思わず振り向く。諭羅は静かにほくそ笑んでいた。

「入館料、交通費、そして昼代。其れらを複合して君は望みの景色を見た。

其れは君が何度も訪れた場所のように、全てが便利で、手を伸ばせば簡単に届くものではない。その『苦労』という対価を支払って、相応の景色を見た。

ただそれだけの事」

「俺が思う価値以下のものは、俺が得たかった価値によって相殺されるということか」

「そういう事。人間、苦労の後に輝きが待っているから。その苦労がなければ、もっと陳腐なものに成り下がっていたと思うよ」

そんな諭羅の独特な価値観を聞いて、俺は静かに頷いた。逆説を好む、彼奴らしい皮肉だった。

秋暁の本日の行動。

まず、飲食店が無いことを念頭に入れて、チェーン店を探す。

コンビニ発見。チェーン店発見(此処大事)

でもお昼時しかやってない。

とぼとぼと歩いていたらキッチンカー発見。

値段を見る。やっぱり高い( •︠-•︡ )

と言いながら購入。

水族館到着。魚見ないで爆速でレストラン。

値段を見る。やっぱり高い( ߹ㅁ߹)

と言いながら注文。

頭の中で算盤バシバシ。

水族館の入館料がお昼代と交通費に相殺される。

~完~


都会の水族館と郊外の水族館の違い。

どっちがお前に取って価値があり、相応しいと感じるか。

と言われたらやっぱり郊外の水族館なんですよ。


入館料安いし、土地は広大だから、水槽も大きいし、色々な魚が一杯いるし。


でもやっぱり郊外だから他は苦労を強いられます。

電車の本数は多いとは言えないし、お昼の金額は高いし。

そこしか無いから御客を独占出来る。競争相手が少ない分、その価値以下でも儲けが出る。

という循環なのですが。


だから頻繁には無理です。

まず、電車の時間と賃金弾き、お昼の確保で頭が一杯になるから。

魚見ながらも、『(時間とお昼と心情の)損失がデカそうだから、やはり都会……』とか思う事もあります。


※星の王子さま読んだ、岡潔の発言に感銘を受けたとは思えない超無粋発言。

※そんなんで魚見て楽しいかよ!?

※A,そう思ったので、都会に戻ろうと思いました( •︠-•︡ )


でも都会と郊外で総合計計算してみたら、あんまり変わりはない。

頻繁に見られる様になってしまったら、私の中で色あせてしまう。

だから、私がお値段以下だと思ったものにも、相応な価値がある。という考えに致りました。


私は何処へ行きたいんだろう。

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