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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

世界樹と番人とスライムと

作者:

以前にも投稿してたんですがゲリラで短編になります。

レビューと反応次第でちゃんとした投稿にしようかなとおもってます。

ちなみにこの話なんですけど。今朝2023年2月27日にみた夢の中でみてた話です。


この短編にはないですがラストがすごく良かったので途中までを話にしてみました。

夢の中の話なので起きてすぐ書き起こした感じになります。忘れちゃうからね。


もし話を読んで良かったら星をつけてくれると嬉しいです。


            ~序章~



かつてその木は人だった。しかしそれはこの世界で人だったわけではない。

まだ動物と呼べる生物が存在しない、惑星(ほし)が生まれて数憶年がたった頃、別の世界で人間だったものが木に生まれた変わったのだった。


人だった頃の名前は思い出せない。だが妻がいて娘がいて。そんな日時的なことを薄ぼんやりと覚えていた…


木は成長の仮定で、人々の様々な生物も見守ってきた。

その頃には周りの木よりも何十倍も大きくなっていた。


自分を成長させる仮定で人という存在とであった木は人に出会い非常に喜んだ。


どうやらこの世界では魔法という以前の世界とは違う独自の力が使えるらしい


しかし人はそれを争いの道具として使っていた。


そんな中、木の元に数人に追われている少女がいた。


数人の大人と見える人間は武器を持っていて見るからに野党か盗賊といったところだ。


木は助けたいという感情が湧いた。何故助けたいのかも分からなかったが、自身の根で数人の大人を絡めとり土へ引きずり込みあっという間に自身の養分へと変えた。


そんな様な人助けを数回したとき

その事が知れ渡り、意思ある木"世界樹"と崇められるようになった。


そして世界樹の足元には世界樹を信仰する集まりができていた。少しずつ、だが確実に人は増えていき、集まりは村から街へ、街から国へと長い時間をかけて広がっていった。


木、いや世界樹は、エーテルを二酸化炭素のように光合成時に吐き出しており足元に出来た国は、信仰と同時にエーテルを活用し繁栄を築いた。


時には他国からの侵略をも受け、危機的な状況にもなった。

世界樹にとって守りたい存在へと変わっていたその国を助けるべく根を使い、葉を使い、枝を使いその国を守った。


それ以降侵攻してくる国はなく以前の侵略を物ともしない発展を国は遂げた。

その頃には大気圏にまで木の先端は差し掛かっていた。


この世界で人と出会った頃の2倍程だろうか。


この頃から世界樹は、意識が続かなくなっていた。


時おり目が覚め、また眠るを繰り返していた…


世界樹が、時折眠りにつくようになって足元の国、"神聖樹王国ファール"にも異変が起きるようになった…


…私はファール。もう60年もになるけどこの世界樹様から野党に助けられた少女…今はもう少女とは呼べないわね…


私には前世というかなんというか。


生まれる前の記憶がある。


前の世界で夫と娘と暮らしていたことを薄ぼんやりと覚えている。幸せな時間を過ごしていたようだが、全ては思い出せない。


魔法のあるこの世界に生まれた私は、12歳になる頃に村に盗賊が現れた。


女子供を隷属させ、男を殺してゆく。

お父さんとお母さんにあの大きな木方へ逃げなさいと言われた。


私は走った。


走って走って走って、どこまで走ったらいいか分からないからとにかく走った。


追っ手が来ている。


盗賊は武器を持っていて捕まれば後はないだろう。


昔、村に流れ着いたお父さんはあの大きな木に助けて貰ったらしい。


そんな木の話を聞いていた私はとにかく木に助けて貰おうと走った。


必死に走り履いているものが脱げて石を踏み、足が切れ、血がでる。


その痕を確かに追ってくる盗賊。


ようやく木の元についた頃には、私はもう動けなかった。


盗賊が私に追い付き、下種な笑みを浮かべ私に近寄ってくる。


「助けてお父さん!お母さん!!助けて神樹様!!!!」


私は叫んだ。


すると神樹様の枝が一斉にざわめき出し、地面から縄を何本もねじり合わせたような太さの根が盗賊達に襲いかかる。


私は神樹様、いや世界樹様に助けられた。


それから村の生き残りと奇跡的に生き延びた両親と共に世界樹様の足元に集まり、村を、街を作った。


流れ着くものを世界樹様にしていただいたように助け、助けたもの達が定住する。


そして今、その街は世界樹様に直接助けて頂いた私を筆頭に国へとたったの10年程で発展した。


そんな私はもうそろそろ命を終える。

私の孫がひ孫を産むようで、ひ孫の顔を見れないのは残念だけど…


世界樹様に助けられた命から国をつくってその孫まで見れたんですもの…

充分幸せだったと思うわ…


ああ…世界…樹……様……今…あなたの……御…身の…もと……へ


となるはずだったのにね。


気づけばひ孫として生まれ変わってたわ。


ひ孫も女の子。転生に次ぐ転生。

それに気づいたときは大泣きしたわよ。


嬉しさ半分怖さ半分でね。


とにかく私はまだ終わってないみたいだわ。


なにか思い出せない気がするけど…それは今の家族に比べられないわね。



私はスライム?多分スライムだとおもう。

粘性で球状で…うん間違いなくスライム。


前世で死んでから異世界転生っていうやつにあったのかもしれない。


お父さんとお母さんと三人家族で2人とも優しくて大好き。

今も大好きだよ?…もう会えないけどね。


年に一回の旅行に行く途中、対向車線の車が事故を起こしてそれに巻き込まれて…

私だけ死んじゃったみたい。


きっとすごく悲しむと思う。お父さんとか、もうずっと泣いてると思う。


きっと神様が可哀相な私をみて記憶を残したまま転生させてくれたのかな?


…でもさ?魔物に転生って…どゆこと?

人間に転生するよね?普通。

そういう漫画とか小説も前の世界だとよく見かけてたけどさ…


でもまあいいのです。それなりに楽しくやってるし。スライム生活。


周りの魔物とも結構仲良くやってる。

カタコトみたいに喋る魔物からわりと流暢に喋る魔物もいて争いとかは全くないかな。


…まああそこでぶつかり合って力比べしてる魔物はいるけど…。仲が悪い訳じゃないみたい。


そんでこの世界には他の木とは比較にならないおっきい木があるの!


私より先に生まれた魔物達も生まれたらあそこに木があったって言ってる。


きっとこの世界ができてからずーっと成長してるんだろうね!


人間も見かけてる。あの木を覆うように国があって何回か中に入ろうとしたんだけど失敗して衛兵に追いかけ回されたのは最近の記憶。


あーあ、私前世人間なんだけどなぁ…

とかいいつつオーガのおにーさんと今日も遊んでる。


でも最近、人間が魔物を狩ってるらしいんだよね。


魔物は基本的に人間に手は出してないんだけど、最近人間から攻撃を受けるから魔物の中でも街や村に攻撃してる連中もいるっぽい。


私らのコロニーは種族が雑多で色々いるんだけど一番強いのは私っぽい。

みんな力こそパワーみたいな脳筋だから人間だった頃の記憶があって力比べする時には小賢しい手とか使える私が一番強いみたい。


それでいいの?って思うけど魔物では強さは絶対。


そんな風に楽しい生活を送ってたらある日、人間が私たちのコロニーに襲撃してきたんだ…。

ハイということでここまでになります。


これ以上するとラストの展開忘れちゃいそうなので切って別で書き起こしておこうと思います。


評価していただければ励みになって続けようと思いますのでどうぞよろしくお願いします!


それでは!

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