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どこ、ここ?

気がつくと白い空間にいた。


「?」


 周りにはこれといった、景色はない。

  

    ただ、


 目の前に大きな、西洋風の両開きの扉が浮いていた。



 「なに…これ?いや、といゆうよりここ、どこ?おなかのきずもなくなってるし……」


 そう呟きながら扉の方ヘ歩いていく。


 ひたっ。ひたっ。ひたっ。



「汝、何を望む?力か?富か?はたまた、名声か?」



 急に、声をかけられた。


 声をかけてきたのは体が真っ白の人影だった。顔もわからない。どんな表情をしているのかさえわからない。

だけど、不思議と恐怖心は抱かなかった。


 

「…え?だれ?」



「我は。⚫⚫●⚫」



「え?きこえないよ」

 

 喋っているのだろうけど、急に声が聞き取れなくなる。


「ふむ。わからぬか。我の名はある。が、汝にはまだ知る権利がないようだ。

そうだなぁ。我は世界であり、神。あるいは悪魔。宇宙。真理。そして…我はお前だ」


 そう、訳のわからない事を言って、()()()()()だと締めくくる。


 口調が変わった。


「どういういみ?」



「意味?意味か!そのまんまだ。我はお前で。お前は、我だ。それ以上でも、それ以下でもない」


「わけがわからない…。ここはどこ?なんで、こんなところにいるの?」



「ここは根源へと至る場所。お前は願ったのだ。このクソッタレな現実を変えることを。さぁ、言え!願いを!」


「みんなをしなせたくない。つよくなりたい!みんなみたいに」


「ならば……手を取れ」


 そう言って、うっすらとだが、手のようなものが伸ばされた。それを掴む。



 ガシッ

 


 ことが、できなかった。


「させないわ」



「おヌシは…。ふん。過保護な奴め」



 後ろから腕を掴まれたからだ。



「おねえちゃん!」

(このこえ!)


「っとと。ふふっ。甘えん坊ねえ」

 

 そう言いながら抱きついたぼくの頭を撫でる。


「話す事は沢山あるけれど、今はお休みなさい」


 トン


 頭を突かれると、眠気が襲ってくる。


 夢だとしても、せっかく姉と再開したのだ。話をしたい。だが、頭を撫でられ心地よくしている状態で眠気に抗える訳はなく、そのまま眠りにつく。


「お…ね…………」



「お休み。―――。さて。あなたの力は借りないわ。私達がこの子を護る。だから、手を出さないで!」


 左腕で―――を支え、右手に創り出した剣を握り、それを突きつける。


「ふむ。先延ばしにしているだけだぞ?それに、そいつが俺の手を取るのは確定している。時間の問題だ」


「それでもよ。それは、今じゃない。もっと、いろんなことを学んで、経験して。それからでもいいじゃない。それからでも、遅くはないわ」


「………よかろう。他でもない。おヌシ達の頼みなのだからな」


「ありがとう」


「礼はいらん」


この空間から一人の少年と少女が消える。







「そいつが何を選ぶのか見ものよのう」


――――――――――――――――――――

 場所は変わり、モンスターハウスとかした異空間の中。



「イヤァア!」


 華蓮の悲鳴が響く。


「な……。!?カレンさん!後ろ!」


 体を穿かれ気を失っている一葉の元に駆け寄る華蓮の後ろにから巨大な剣が現れ、振り下ろされようとしていた。


「やらせない!」



 ギャイン!


 前で戦っていた雄一が刀を斬り上げ振り下ろされようとしていた剣を弾く。


「大丈夫!?橘さん」


「うん。ありがとう!」



 Guaaaaaaaaaaaa


 ドッ

   ドッ

      ドッ


「オーガが復活したよ!」


 パァン!  パァン!


 沙月はそう報告すると、ライフルを発砲する。



 銃弾はオーガの脚を捉えるが


 バシィン!  バシィン!


「ウソぉ!なんで!?」


 ドンッ

     ドンッ

         ドンッ

 弾かれ、オーガの歩を止めることはできない。


「綾小路!対物ライフルに換えろ!水原!そっちの大剣ヤロウは任せたぞ!夜桜は水原と一緒に後ろを頼む!」


「わかった!」「りょ~解!そっちは一人でいいの?」


「ちょっ!セイギ!?」


「うるせぇ!そっちは任せたぞ!」


 正義はそう言って、こちらへ突っ走って来ているオーガを食い止めるべく、鉞をを手にする。


 ブォン!


 ぶん投げた。


 投げられた鉞は回転しながらオーガの頭に向かって飛んでいく。



 ガァアン!


 頭に当たったが顔が上に反っただけで、脚が止まることはなかった。


「クソが!さっきより固くなっていやがる」


 コン!


 ナニかが地面を小突く音が聞こえた。すると、オーガの踏み出した足の下から草が生えて、茨となって絡め止める。


 音の鳴った方を見ると理恵が弓の先端を地面に突き立てていた。



「ナイス!八神!」


 ガァアン!

      ジャコッ!   カラン!カラカラ

   ガァアン! 

         ジャコッ!  カランカランカラカラ



 銃声が轟き、オーガの頭が吹き飛び、胸の辺り大きな風穴があく。


「うぉおおらァああ」


 己の持つ武器をとっかえひっかえして攻撃を重ねる。


 斬り。殴り。薙ぎ払い。突き。


 武器が壊れる度に取り替えていった。


 

「チッ。クソが!倒しきれねぇ…。再生力強すぎだろ!」


 傷がついた所がすぐさま治癒していきその度に強度がましていく様に悪態をつく。


 ブォン!


 オーガの肥大し強化された拳が向かってくる。


 大盾で防ぐが後方に殴り飛ばされる。


 「んなろ!」


 盾を地面に突き立て、減速させる。


「っはぁ。っはぁ。」


 オーガは上に飛び上がり、踏み潰しにかかる。


「やらせない!」


 横から、春希がオーガを殴り飛ばし、落下地点をずらす。


「……な……。夜桜ぁ。お前ぇ」


「後ろであの子を守れって?私達がいても邪魔になるだけよ」





「《祓え、揚羽!》」


 横薙ぎの斬撃でオーガの片脚を斬り飛ばす。


「水原!」 


「やぁ!苦戦してるみたいだから来たよ!」


「ッるせ!気を付けろ!ヤツ傷つけばつくほど強度がますぞ!力もな!」



「は?それマジ?切り飛ばしちゃったけど」


「ええ……。じゃぁ、なに?一撃倒さないといけないの?」


「それだけじゃないよ、春ちゃん。頭、ふっ飛ばしても死なないんだよ〜」


「そうそう。だから、私が動きを封じ止めて、周防君にフルボッコにしてもらってたんだけど…。傷がついた瞬間に再生して、そのたんびに強化されるんだ」


「いやいや!え!?それって、一撃で完膚なきまでに消し飛ばさないといけないってこと!?ムリムリムリ!」


「ははは…。詰んだねぇこれは」


「なに、呑気なこと言ってる。後ろは?どうなってるんだ?」


「マリアさん達が守りを固めてる。シリウスさんも目を覚まして、戦ってる。」


「はぁ?目ぇ覚ましてすぐ戦線復帰かよ。パネェな」


「ねぇ」


「あん?どうした、綾小路」


「オーガの片脚。再生されてない」


「あ。ホントだ」


「ははーん。肥大化して、重量がましたから片脚で立ち上がれねぇのか……」


 後ろの状況を聞いてる間、攻撃が止んでると思ったら、オーガは立ち上がることができず、ジタバタもがいていた。


「なんで、脚が治ってねぇのかは知んねーけど、チャンスだな」


「だね!」


「ねぇ。もしかして、水原君の攻撃では再生しないんじゃない?」


「ああ…。それはあるかも。うし!じゃ、試してみようか」


 雄一はそう言うともがいているオーガに近づき、刀を奔らせ手脚を斬り飛ばす。



     Guaaaaaaaaaaaa!


「うるっさい!」

 

 喉元に刀を突き立てる。



 もがき、暴れれていたオーガの動きが止まり、霧散した。


「うーん。よくわかんないけど。倒しちゃった」


「試し斬りで、倒しちゃった!じゃないよ!?いや!こっちは助かるけど!」


 残念がる雄一に春希がツッコミを入れる。


「じゃれてないで、向こうの援護に行くぞ!」


「あいよ!」「うん!」「了解!」「ん」



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