星に触れた者たち
更新遅れました。
「おにいさんたちなにをかくしているの?」
そう聞いた時、おにいさん達は顔を見合わせ、うなずき、10年前のことを話しだした。
「あ~。そうだな。さっき、姫さんが言ってた40人の勇者ってのは、たぶん、10年前に日本で起こった、集団失踪事件のことだと思う」
セイギおにいさんが答える。
「10ねんまえ?」
「そうだ。俺達は、10年前。こっちでいうとこの勇者召喚に巻き込まれてんだ」
「そう。だけどね? まだ、私達は6歳のときだったんだよ?」
華蓮おねえさんが言葉を重ねる。
「6さい………。あ。ねんれいせいげん?」
「そうだ。多分だが…この召喚には、年齢制限がある」
「そうそう。それで、私達は一度召喚されて、元の場所に戻されているんだと思う」
アリスおねえさんが想像だけどと注釈して言う。
「その時に、私達にも、何故か力を与えられたんだ。あのね。私達。魔法が使えるの」
「まほう?」
「うん。見てて」
華蓮おねえさんはそういうと、左手の人差し指をたてて「火よ」と唱えると、たてていた、指の先から火が出た。
「うわっ!すごい!」
(いのう……?)
「ははは。驚いてる、驚いてる」
理恵おねえさんがぼくの反応見て、微笑ましげに見ていた。
「そりゃ、驚くでしょ。こんなことできるの、うちの学校にいる人だけでしょ」
「そう考えると、一葉君にもこういう力があるんじゃない?」
「確かにねー。うちの学校に編入してきたわけだし」
「お前もなにか力が使えるのか?」
「つかえないよ」
「え?じゃあ、どうして私達の学校に?」
「うーん? すすめられたから?」
「勧められたねぇ」
「そっかー。じゃあ、一葉君は、《星に触れた者》じゃないんだね」
「ほしにふれたもの?」
「そう。私達みたいに、消えた人たちと一緒の場所にいて、その場に残った人たちのことだよ。聞いた話だと、ほとんどの人が何かしら力が使えるみたい」
「そういえば、君何歳なの?」
理恵おねえさんが聞いてきた。
「わからない。ずっと、こじいんにいたから」
「孤児院?」
「うん……あ。そういえば、たしか…8さいくらいっていってたきがする」
「気がするって……」
春希おねえさんが呆れて頭を抱えた。
「だけど、もし8歳なら力は持ってないんじゃないかな〜」
「確かに。10年前はまだ生まれてきてないだろうしね」
「うし!とりあえず、俺達にはもともと特殊な力があって、さらに今回召喚された事によってさらに力を与えられている。
だが、それでも、7人だ。過去の勇者達みたいに数で圧せない。
だから、この国の兵の力が必要だ。そのためには戦力の確認をしないといけない。
あとは、カズハが言っとったように、勇者が他の国にいるかどうかと連携が取れるかどうかだ。
それと、俺達には戦闘経験がない。力があっても扱えないんじゃ、どうしようもない」
「そうだね。それは、教えてもらえるようにお願いするしかない」
「なら、とりあえず。俺達の力の確認をして、それを扱えるようにする。んでもって、この国の戦力の分析。これは、八神、天王寺。お前らがやれ。観察、分析は得意だろ」
「わかったよ」
「わかった」
「じゃあ、そろそろ姫様達呼ぼっか」
「ちょっと、待って。セイギ。あなたが、姫様と交渉して」
「俺が?まぁ、別にいいけどよ」
「あなたがこの中で、一番なめられなさそうだから。お願いね」
「はいよ」
「じゃあ。呼ぶね」
「うん。おねがい」
雄一おにいさんがそう言うと、華蓮おねえさんは立ち上がり、扉の方へ歩いていった
「姫様!もう大丈夫です。ありがとうございました!」
そう、外に声をかけると
「もう、よろしいのですか?」
「はい。ありがとうございます」
「では、失礼しますね」
姫様はそう言ってからローズさんと部屋にはいってくる。
「もう、ご相談はよろしいのですか?」
「ああ、大丈夫だ。俺達はあんたらと、魔王と戦ってやる。だが、条件がある」
え!? いきなり!?しかも、どストレートすぎない?




