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この世界のこと

「まずは、私も自己紹介をしましょうか。 私は、マリアベル・フォン・スピカ。スピカ皇国第一皇女です。よろしくおねがいしますね、勇者様方。 さて、では。何故、皆さまを何故この地へ招いたのかです。実を、言うところ、この世界には一つの伝承。言い伝えがあるのです。その言い伝えには『魔王なるもの現れるとき、異界から勇者、来訪せん』とあります。 実際、過去の文献によれば、魔王と呼ばれるものが現れたときには、勇者が異世界から来訪し、これを、退治しています。 そして、魔王が現れる前には、魔物や魔獣の活動が活発になるそうです。

 今、()()()では、その兆しがあります。

 皆さまには、きたるときに魔王を退治して頂きたいのです。           

 しかし、皆さまは、こう思うでしょう?この国では。つまり、他の国にはその兆しが無い。と

 なら、他国に応援を要請すればいい。わざわざ、勇者に頼らなくても、対処できるのではないかと。

 しかし、それはできないのです。

 ロ―ズ。この世界の地図を」



「こちらに」


 ロ―ズさんが、この世界の地図を机の中央に置いた。


 ぼくたちは、その地図を見て驚いた。全く知らない言語なのに、きちんと、読めたのだ。そして、この国の置かれている状況に。


「こちらの地図を見て、わかるように、この国は西の端に位置しています。周りは海に囲まれ、そして、東には【黒死の森】と呼ばれる森があります。この森は、強力な魔物や魔獣が跳梁跋扈しています。しかも、常人では、足を踏み入れる事もできません。なぜなら、森に入ったら、方向を見失い、森の中を彷徨ってしまうからです。

 黒死の森にはもう一つ、特性方あるそうです。場所は定かではありませんが、特定の場所で、突然、なにかに押しつぶされ死んでしまうらしいです。

 その森の北東にア―クトゥルス王国があり。その、南にデネボラ共和国があります。

 一応、両国と親交はありますが、応援を要請しても、兵は出せないでしょう。

 彼の国も、視界の悪い森の中で方向を見失い、突然圧死するエリアがあり、魔物たちも跳梁跋扈している。

 そんな森を抜け、魔物より強大な力を持つ魔王を討伐してこい、なんていえないでしょう?

 海路は海路で問題があります。海には、海魔と呼ばれる魔物がいまして、こちらはとにかく巨大で、数が多いのです。この魔物はある一定の期間のみ活動しなくなるますが、魔王が現れた時にその時期に被るかどうかですね。

 と、まぁ。この国の置かれている状況はこんな感じになっておりまして、現状、我々だけで、対処しなければなりません。

 厳しい、戦いになるでしょう。皆さまを、無理やり呼んでおいて、更には魔王を退治して欲しいとお願いをしなければなりません。我々の無力さ故にです。ですが…どうか、お願いします!我々にお力添えを願えないでしょうか?どうか……どうか…………」


 姫様からこの国の、この世界の状況を聞かされ、最後は頭まで下げられ、助力を懇願される。


「魔王討伐ねぇ…。な―。姫さんよ―。俺らは、無力な一般人だったんだぜ。それを、無理やり呼んでおいて、周りからの応援の見込みもなく戦えって? 巫山戯んじゃねぇ!俺らに死ねって言ってるようなもんじゃね―か!」


 周防さんが激高して姫様を糾弾していた


「って、普通はキレるとこなんだがなぁ」


 どうやら、怒ったフリをしてたみたい


「どうせあれだろ?神々のウンタラカンタラで、力があたえられてるんだろ?」


「え!?何故それを!?」


 姫様がセイギおにいさんの予測に驚く。


「テンプレじゃね?」


「確かにな~。こういう、異世界転生ものだとありきたりの展開だよね―」


 水原おにいさんも同意して少し楽しげにしていた。


「皆さん!?落ち着き過ぎていませんか?!いきなり違う世界に連れてこられたのですよ!? 死ぬかもしれないのですよ?! それなのに、何故、そんなに落ち着いていられるのですか!? そちらの方たちもです!どうして、怒らないのです!どうして、誰一人と、私達を責めないのです!

私達は!あなた方に死ぬかもしれないけど戦えと言っているのですよ!なのに何故!?」

 

「まぁ、それなー。もともと、俺たちはこういう事になるかもしれないって、教えられてたからなー」


 周防さんが、どうでもよさげに言う。


「セイギ、言い過ぎだよ」


「夜桜」

 

「姫様?過去にも異世界から召喚することがあったのですか?」


 夜桜おねえさんが姫様に尋ねた。


「ヨザクラさん。はい。確かに過去にも記録が残っています」


「じゃあさ、その時って何人くらいいたの?あ、私のことはアリスでいいですよ」


 と、次は天王寺――アリスおねえさんが尋ねる。


「わかりました。ではアリスさんと呼ばせていただきます。えーと、たしか…過去の文献では、40人となっています」


「40人かー」


「姫様、少し皆んなだけで話をさせてもらっても?」


「タチバナさん? ええ。 構わないですよ。」


「あ。私のことは理恵でいいです。」「私も、華蓮でいいですよ」

「私のことも、沙月と」「私も、春希と呼んでください」「俺のことは正義でいい。セイギじゃね―からな!」「俺は雄一でいいよ」「カズハでいいです」


「皆さま…わかりました。これからはファ―ストネ―ムの方で呼ばさせてもらいます。それで、皆さまだけで、ということでしたね。それでは、私達はすこし席を外しますね。ロ―ズ」


「はい」


「扉の前でお待ちしておりますので、終わりましたら、お声がけください」

 

 これで、この部屋には僕たちだけになり


「さて、お前ら。今の話聞いてどう思った?」


 セイギおにいさんが問う。


「う―ん。たぶん、40人って。10年前のだよね」  



「だろうね。あの時も、たしか40人って」


 華蓮おねえさんが思い当たる事を口にして、雄一おにいさんがそれに同意する。


 おにいさん達はアレかーと溜め息をついていた。


「はぁ~。あれが無かったら……」


 華蓮おねえさんが少し、悔いるように呟く。


「でも、アレのお陰で良かったって思う事もあったよ?」


 アリスおねえさんが、それでも良いことはあったと言う。


「まぁね。でもやっぱりって思っちゃうよ」


 理恵おねえさんも少し、思うところがあるみたい。


「うん。どうしてもアレがなかったらって思うよね」

 

 春希おねえさんもそれに、共感する。


「おいおい。そんなん今更だろ」


 セイギおにいさんが語気を強めて言う。


「そうだけど…」


 急に、語気を強められ、萎縮する春希おねえさん。


「まぁまぁまぁ。とりあえず、これからのことはなそう」


おにいさん達に過去、何があったのかわからないけど、


アリスおねえさんは何か悔いていて、理恵おねえさんと沙月おねえさんも同じように思っているようだ。でも、アリスおねえさんは”アレ”のお陰で良かったって思うこともあるみたい。


少し、口論になりそうだったけど、雄一おにいさんがすぐに、話題を変えようとしている。


 それに乗っかるように華蓮おねえさんが疑問を口にする。


「そうだよね。気になったことが一つあるのだけど…。前回かわからないけど、40人だったんだよね? 私達、8。ううん7人で魔王、倒せるの?」


「ああ!それ、俺も思った。」


 華蓮おねえさんの疑問はぼくも思っていたことだ。どうやら、雄一おにいさんたちも、そう思っていたみたいで、頭を悩ませていた。


「………無理じゃない?」


 アリスおねえさんがつぶやく。


「俺達に与えられた力次第じゃないか?」


「ああ、それも、そうか」


「ああ、ごめんね。私達だけで話してて。 カズハ君は、なにか気になることとかあったかな?」


「そんな小さな子に、何聞いてるのよ、華蓮……」


 春希おねえさんが少し呆れていた。


「いや、でも」


「その子はここで、留守番してもらうよ」


 春希おねえさんはぼくのことは戦力に加えず、留守番をさせたいみたい。


「さすがに……ね」


 アリスおねえさんが苦笑する。


「私達と一緒に。って言うわけには行かないよね」


「あの。きになること、あります」


 おにいさん達の話を聞いていて、気になったことを思い切って、聞いてみた。


「うん?どうしたの?」 


「一つめ。ぼくたちの、あたえられたちからがわからない。2つめ。ほかのくににもゆうしゃがいるのかどうか。3つめ。このくにの、せんりょく。4つめ。これがさいご。おにいさんたち、なにをかくしているの?」


ごめんなさいm(_ _;)m

今週は、少し投稿数が少なくなるかもです。

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