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ある森のお話

作者: るゐ

読んで頂ければ幸いです

その中で少しでも伝わるものがあれば、と思っています。

ある深い森の中、どうぶつたちが仲良く暮らしていました。


この森の真ん中には不思議な柿の木がありました。


なんと、その木は年中柿の実がなるのです。


どうぶつたちは協力してこの柿の木の手入れをし、実を育てて、どうぶつのお金であるどんぐりを稼いでいました。


柿の木の実は高ーいところにあります。


なぜって?柿の木がそれだけ大きいんです。


だから、隣町のカラスさんが収穫を手伝ってくれます。


もちろんタダじゃなくて、甘くてグジュグジュのはカラスさんたちの取り分です。


器用にクチバシでカニさんを持ち上げて、カニさんが自慢のハサミでちょきん!


そのまま下に落ちたら潰れちゃうって?


いいえ大丈夫!そんなことありません。


だって、うさぎさんが下の土を丁寧にお手入れしてフカフカの落ち葉を敷いているんですもの。


そして落ちてきた柿の実をリスさんたちが運び、集めてソリに載せていきます。


ソリを引いて近くの町や村へ売りにいくのはシカさんの仕事。


こうしてどうぶつたちは仲良く暮らしていました。


ところがある日、いつものようにカラスさんがやって来てびっくり!


柿の実が1個もないのです。


カラスさんが慌てて他のどうぶつたちに伝えにいきます。


他のどうぶつたちもそれを聞いて大慌て!


森の中や近くの町や村に手掛かりがないか探しまわりました。


すると、シカさんは隣の村でサルたちが柿の実を配っているのを見つけました。


しかも、値段はタダ!0どんぐり!


「あら!いつもあの森の柿は10どんぐりはするのに!お得だわ~!」


たくさんの村や町のどうぶつたちが柿に群がっています。


そしてそれをにやにや見ているさるたち。


よーくさるたちの動きをみると、なんてこと!


みんなが押し合いへし合いしているときに落としたどんぐりを回収しているのです。


シカさんはそれを見て悲しい気持ちになりました。悔しがりました。


そして、急いで森のみんなに伝えにいきます。



森のみんなは一生懸命育てた柿がそんな風に使われているのを知って、悲しみ、怒り、悔しがりました。


そして、さるたちを懲らしめる決意をしたのです。



この先、サルたちがどうなるのか、柿の実はどうなってしまうのか


それはあなたが考える物語です。



今、私に出来ることはハッピーエンドであることを願うのみです。



最後まで読んで下さってありがとうございました。ご感想とか、アイディアとかをもし頂けるのでしたら幸いです。

またどこかでお会いしましょう。

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