夢の世界
次から物語が始まります。
…書く順番間違えたかも
想像力がたくましい、またはどんな人がかは忘れたけど、夢を見る人は幾つかのタイプに分かれ、夢の中である人は匂いや色、感触などを感じる人がいる。
僕もそんな一人だった。
夢の中で僕はいろいろなところを冒険した。
お姫様を救ったり、風船で空を飛んだり。
国を守るために森の奥にいる魔王を倒しに行ったり、現実じゃあリコーダーぐらいしか吹けないのにピアノを弾いたり。
海の中で大きな魚に追われたり、逆に地獄で罰を与える役目を負ったこともあった。
数少ない友人と話をしたりすると、ほとんどそういった夢は起きた途端にどんな夢だったかを忘れてしまうらしい。
僕はこれまで見た夢を全てではないけど多くの数を覚えている。
夢の中で、まさしく自分の思考どうりに動けたことも覚えている。
夢の中で動けると知ったのはいつだったかは忘れたが、初めて動けたのは、屋内プールの夢の中だった。
砂浜があって、プールというより海と言えるような景観。
突然空に大きな飛行船が浮かび、訪れていた客が逃げ惑う。
目の前を黄色のビキニを着た女性が走って逃げていた。
その日、初めて僕は夢の中で自分の意思でレ〇プをした。
夜、まだ日が昇る前に目が覚めて布団の中を見るとパンツが濡れていた。
最初、この歳になっておもらしか…と、ショックを受けたが、思い出す。
初めて僕が精通を迎えたのは中学生の二年目のことだった。
これが全国的に遅いのが早いのか、知らない。
でも、この日から僕は時たまそういう夢を見るようになった。
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僕はいつも学校では休み時間に本を読み、昼食は校舎の影のところで弁当を突き、食べ終われば図書館に行くという、本にまみれた生活を送っていた。
数少ない友人と話をしたりすると、お前は本が友達だもんな、なんてよく言われた。
ある時、ふと気がついた。
自分が好む本のジャンルに偏りがあることに。
恋愛小説、好きです。
ファンタジー物、好きです。
偉人たちの伝記、好きです。
でも、一番好きだったのは、残酷な描写が、事細かに書かれているものだった。
当時はまだ中学生。
図書館にあまり表現のきつい本はあまり置かれていなかった。
でも、僕と同じ図書館に引きこもっていた先輩に教えてもらった一つのシリーズ物の本は、構内にいる生徒たちの年齢を考えればあまり適切ではないものだった。
大きくくくればファンタジー物。
地球とはまた違った、物理法則の異なる世界の話。
虫が人の体を食い、レ〇プは日常茶判事。
国王は残虐であることこの上なしで、王女は自分より若く美しい少女を兵士を使って無理やり犯させ、処刑させようとした。
その日、その本を読んだ夜、また僕は夢精をした。
読んでくださりありがとうございます
アドバイス等あればよろしくお願いします