表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/6

プロローグ

はじめすこしぐろいというか、きつい描写がありますけど、後半からは純愛でいくつもりです。


熱意が続けばいいのですが…


ださくですが、どうぞ応援宜しくお願いします

子供の頃から僕は異常性壁、というものなんじゃないかって思ってきた。


具体的に言うと、その願望が現れだしたのは小学校の低学年の頃じゃなかっただろうか。


大人になったいま思うけど、子供というのは無邪気に残酷なことをすることが多い。


だけど、僕はその時、明らかに他の友達と違っていたと思う。


特別、スペシャル、そんな中にちっくなことを考えていたわけではないと思う。


家のすぐ横に、おたまじゃくしがたくさん住んでいた水路があった。


田んぼに水を引くためのもので、ざりがにや、もちろんカエルなんかもいた。


(おたまじゃくしがいるから当たり前か)


そのおたまじゃくしを僕は一匹ずつ手で掴み、コンクリートで平らに塗り固められた壁に力一杯何度も投げつけていた。


おたまじゃくしの体を覆っていた薄い膜が破け、その小さな体内、腸がぐるぐるととぐろを巻いているような姿がいくつもコンクリの壁に貼り付けられた。


タニシの卵を見つけてはガラスの瓶に入れ、入れに入れ、しまいにはいっぱいになった。


その卵を潰して、またタニシの卵をいれる。


見たことがある人はわかると思うけど、タニシの卵っていうのは綺麗な赤色をしているんだ。


イチゴジュースのような赤色を。


子供の頃の記憶だから少し違ったかもしれない。


ほんとうは、うすあかいろだったかもしれない。



とにかく、僕はそんな風にして生き物の命を奪うことに、そしてその残滓が残す綺麗な姿にときめいていた。




そんな僕が、人間の死体に興味を持ち始めるのに、そう時間はかからなかった。

読んでくれてありがとうございました。


アドバイスとかあったらお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ