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多くの商品はお客様の為にあります  作者: おがわかなた
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多くの商品はお客様の為にあります 第百二十三話

12月に入り、街が浮かれ始めている今日この頃。


駅前には


もみの木……


電飾により、普段にはない幻想的な風景を醸し出している。


この時期は、まるで別世界にきたような錯覚を受けるのだ。


サンタクロース、トナカイ……


様々なコスプレをした人たちが、チラシを配ったり、店の宣伝をしたりしている。


そんな年末、俺が働くコンビニでも


「今日から1週間はクリスマス週間だ。

 サンタの帽子をかぶって業務にあたってください」


そんなアナウンスがされていた。


俺も、赤いサンタ帽をかぶりながら、バイトをしていた。


そして、定番のお菓子の入った赤いクリスマスブーツをレジ前に置いていた。


「てんちょうー、こんな感じで良いですか?」


ブーツの奥に何が入っているか楽しみだった記憶がある。


いつから、この楽しみがなくなってしまったのだろうか。


今は、プレゼントをあげる側になってしまっているからだろうか。


クリスマスなんて、何が楽しいんだか……


そんなことを考えていると、店長が休憩に入った。


あとは、早朝のパン、おにぎりの入荷を待つだけだ。


鮭おにぎり……


こんぶおにぎり……


おかかおにぎり……


あれっ、見慣れないおにぎりが……



『おにぎり クリスマスVer』



レインボーのおにぎりだ!!


綺麗なんだけど……


うーん、どんな味なんだ?


よく見ると、手巻きずしで使われているようなあの綺麗な粉などを使っているぞ。


うーん、綺麗だけど、食べてみたいと思うのか……


俺は少なくとも食べたくないな~


まぁ、売れ残らないことを祈っています。

次回投稿は、2016/12/31 23時頃です。

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