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3 桜散り
親が病院に来た。
きっと五月蝿い事言われるだろう。
ドアが開く。
親が来た。
親は、その無残な形相に、驚いた。
「!!!!」
それはそうだ、4,5箇所を複雑骨折しているからだ。
「なんで自殺なんて図ったのよ!」
何も答えられない。
「毎日楽しいと、言ってたじゃない!」
頭に来る。私の事なんて分かってくれないんだ。
もういやだ、一人で居たい。
口を開いた。
「・・・・・出てって。」
涙が零れる。精神が壊れる。
「何で?お見舞いに来たんじゃない。」
酷い。親まで、見捨てるんだ。 最悪だ。
「いいから出ていって!、私の気持ちも理解してよ!」
親は驚いた。
そして、無言で病室を出て行った。
ここまで、心が痛んでいた。
いつか、体が動いたら・・・・・・
もう一回、死んでやる。
でも・・・・・・全て分かってくれるあの人と、また話したい。
これだけが、心の支えだった。
時は、変わらず、流れ続ける。
1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月。
体が動くようになってきた。
また、あの人と会いたい。
それでも、虐められるなら、また死んでやる。
ふう・・・・・つまんねぇな




