15 村長に会いに行く
所有資産税を実用資産税に変更しました。次話も修正しなきゃ
「さて、ではー。買い物を始める前に、村長のところへご挨拶に行きましょうかー」
「あ、はい。そうでしたね」
ぶどまるの木魔法で作った薪を売る用意をしなくては。
「よし。じゃあせっかくだから、ぶどまる。ついでに薪を売っておこうか」
「ああ、任せな!」
「しっかり稼ぐんだぞ!」
「任せておけっていっちー! 今度は俺の番だ!」
「二人共、頼もしいな」
思ったより。見た目からは想像できないよな。
「あ、そうそうー。皆もこの村に住むのならー、住居登録もしておかないといけませんねー」
「え?」
「村人になるには、村長の許可&登録が必要ですー。そのへんの話もしておきませんとねー」
「そっか」
確かによそ者がいつの間にか移り住んでたら怖いよな。そこらへんもしっかりしておかないと。
「えっと、今までは別に問題はなかったんだ。俺、達勝手に暮らしてて」
いっちーとぶどまるは、ペット扱いにはならないんだろうか? まあ、人として扱っても別に困らないけど。
「はいー。旅人がフラッと来るくらいのものなら、全然構わないですー。でも、ちゃんと住むとしたら税金を払わないといけないのでー。そこらへんはしっかりしませんとー」
「たしかに。税金って、いくらくらいかかります?」
「実用資産税は今いいとしてー、住民税は一回千ウレくらいですねー」
実用資産税? まあ今いいならいいや。
「良かった。それなら払える」
「それが季節の終わりごとにあってー。年四回払いですー」
「えっ。じゃあ四千ウレ?」
いやでも、それくらいが妥当なのか?
「じゃあ俺とぶどまるも含めて年1万2千ウレだな!」
「フレリア、やっぱりいっちーとぶどまるはノーカウントにできない? 人以外の枠組みとして」
「ぶーぶー!」
「ぶーぶー!」
「どうでしょうー。二人共特別な存在ですからねー。でも、村人の多くはそんなに払っていませんよ? お金の代わりに作物や作品なんかを納める場合もありますしいー。職業毎に特別控除もあってー。必要な人材と判断されたらその分割引されるんですー。現に私も、万能臨時要員枠として3割負担くらいですねー」
「え、そんなに減らせるの?」
「緊急時における戦力として扱われる場合は、六割免除が妥当なんですー。私の場合はそれにプラスしてえ、なんでもこなすので更に割引といった感じですかねえ」
「よ、良かった。じゃあ俺も。って、俺、戦えないな」
ていうか、今のところ俺だけできることないな。せいぜいいっちー達を復活させたり増やしたりできるだけだ。
「しかも、もっと仲間を増やそうと思ってたのに」
「あら、そうなんですかあ? じゃあもっと賑やかになりますねえー」
「いや、税金重くなるなら考えないといけないなって」
「そんなに心配しなくても大丈夫ですよー。いっちーだって十分稼いでいるし、ぶどまるだって期待の魔法使いなんですよ? 十分収支はプラスになりますー」
「そ、そうですよね。俺にできることはこれくらいですし!」
そうだな。リスク無くしてメリットは生み出せない!
「大丈夫だぜマスター、俺がいっぱい稼いでやるよ!」
「俺の魔法も頼りにしな!」
「ありがとう、二人共。俺は何もできないかもだけど、その分お前たちを頼りにさせてくれ!」
「でも、人間扱いしない発言は謝れ!」
「ちゃんと頭下げろ!」
えっ。見た目フルーツなお前たちにそんなこと言われるの?
でも、そうだよな。これは俺が悪いよな。
「ごめん、いっちー、ぶどまる。お前たちに人権はあっても良い!」
俺はリヤカーを引きながら頭を下げた。
「わかれば良い!」
「それでこそ俺達のマスターだ!」
「うふふっ。それでは村長にもそう説明しますねー」
「え、あ、うん」
そう言われると、ちょっと戸惑う。
いいや、お金なんて使うためにある。皆で楽しく暮らすために使うんだ。ためらいはない!
というか、後で絶対自分で稼げる金策を見つけよう。
自分に自信をつけるためにも、それしかないな。




