3話 消える
……………………
もう屋上にはこないようにしよう
『あ、一つ言いそびれた』
「あ"?」
『ちょ…そんな不機嫌にならないでよ〜』
「何だよ」
『明日、午後4時、再びこの場所で、』
「は?」
『だ~か~ら~明日、午後4時、またここで会おう?』
「……俺明日は用事あるからこねーよ」
『用事なんてないくせに〜』
マジこいつエスパー?
『とりあえず!また明日、ね?』
「あぁー!もー!いい加減にしてくれn……」
あれ………?いない………?
逃げ足が早いやつなのか
はぁ………どっと疲れが………
時刻は午後5時………帰るか…
そういえば、英語の課題、あったな……
………昇降口………
……今日は昨日より疲れた気がする
それにしてもこの学校、部活してる生徒多いよなぁ
……………あっ、あいつ………!!!
俺は自分の背後にいた少女に見覚えがあった
そう、秋鹿だ!
「おい!お前!」
「……………誰?君」
「は?忘れたふりか?いい加減しろよ!お前のせいで俺の睡眠時間が!」
「いや、ほんとに君誰!」
「え?あのーお名前伺っても?」
「成瀬 桃奈よ!」
「え?」
「ほら!ここのロッカーに書かれてる字見ればわかるでしょ!」
そう言われ見てみると確かに成瀬と書いてあった
とはいえ確実な証拠とは言えない…けれど、違うという証拠もないか…
「ごめんなさい!人違いでした…」
「別にいいわよ…」
…………とはいえ、違うとしたらどこにいるん?あいつは!
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