2話 再び
帰宅後………
結局、秋鹿は何者なん?
しかも最初は誰もいなかったよな
いつからいたんだよ……
もしかして勘違い?それとも…地縛霊?
いやいやいやいや、ないない
ちゃんと人がいないの確認したし!
きっとぼーっとしてて気づかなかったんだな!そうだ!うん!そう思うことにしよう!
体は疲れてると見た!寝よう!うん!
翌日………
今日もまた来てしまった………
俺、クラスに馴染めてない気がする……
やばい、結局昨日は考えすぎて眠れなかったし…
………今度こそ誰もいないな
少し仮眠を取ろう…
『……い、………みくーん、おーい、八海くーん、』
「ん………んー……」
『おっ、やっと起きたー』
「………?」
『ちょっと一日で忘れちゃったわけ?』
「………あーーー!お前!」
『良かった〜覚えてたみたいだ』
「………何しに来たんだよ」
『何って…君と同じだよ』
「あっそ」
相変わらず……うざい
………ってか帰ってくれないかなぁぁぁ!
『まぁまぁ、落ち着きなよ!』
だから心を読むな!
『目元の隈がひどいけど、もしかして睡眠不足かい?』
「まぁ、はい。」
お前のせいだわ。
『睡眠不足なら寝る前にスマホ見るのやめたほうがいいと思うよ』
「知ってる」
『なんだ、知ってたのか……』
「もう放っといてくれ」
『そういえば、クラスの人と一緒に帰ったりしないの?』
「しない」
『なんで?』
「そこまで仲良くないからだよ、いい加減帰ってくれ」
『帰ってくれって…僕のほうが一応先に来てたんだよ』
「え?」
『あー、僕そろそろ帰るね』
「え、ちょ、まっ…」
こちとらお前のせいで睡眠不足なんだよ!
『どうした?』
「え?」
『え?って…今君が僕のことを引き止めたよね?』
「あー…いや…なんでもない」
『なら引き止めないでよ…』
…考えるだけ無駄だな
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