表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました  作者: よどら文鳥


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

23/24

ラランカが自爆した

「だからー、私はただの友達だって言ってるじゃないの!」

 ラランカが法廷の間に入ってきて早速言い訳を始め出した。

 お得意の偽証敬語は披露しないのだろうか。


「それに訴えるのはサーヴィン様の方からもあるでしょう!? この女と殿下が不倫関係にあるんだもの! なんで早く言わないのよ?」


 ラランカは相当動揺しているらしい。自ら墓穴を掘った発言をしている。

 サーヴィンは冷や汗が出ているし。


「ほう、私とソフィア令嬢が不倫関係だと? なぜそう思うのだ?」

「だって、手紙を読んだら誰だってそう思うでしょう?」


 あぁ……ラランカは更に言ってはいけないことを。

 サーヴィンも更に真っ青な顔になっているし、裁判長も一瞬にやけていたぞ。


「なんと書いたか覚えていないのだが」

「なんでですか殿下。ソフィアとサーヴィン様とは離婚をして欲しい、我慢ができないけど返答は王宮でって書いてたじゃないですか!」


「あーそれはこの手紙のことか? ソフィア令嬢が書いてくれた原稿ならあるが」


 ラランカって思っていたよりも頭が悪いらしい。こっちとしては有難いけど、ここまで自爆していく人は初めて見たかもしれない。


「この原稿を参考に、私が書いたのだよ。自分で自分宛にそのときの感情を書いた文章を送るのは恥ずかしいと言っていたからな。私が代筆してソフィア令嬢宛に送ったものだが……なぜその内容を知っているのだ?」

「あ……!!」


 ラランカもようやく察したようだ。でも既に遅い。


 おかげでこの後の裁判はすんなりと進み、終始記憶にない、覚えていないの繰り返しだったサーヴィンもようやく観念し、ベラベラと喋り始めた。



「それでは判決を下す。此度の離婚は有効とし、サーヴィン、ラランカ二名はソフィアへ指定の慰謝料を支払うこととする。なお、支払いが遅れた場合には鉱山行きとする」


 裁判長の判決はそれだけではなかった。


「尚、双方共に離婚とは別件で重罪にあたる行為が複数ある、これは慰謝料の支払いの後に改めて下すこととする」


 今言わないのか。

 それだけ恐ろしい判決なのだろう。


 結果としてはあっという間だった。


 お父様とロミオ様の容赦ない発言と、黙って聞いていた裁判長がグルになっていたわけではなかったらしい。

 


 お父様は予定よりも早く決着がついてしまい悔やんでいた。


「くそう、根性のない男だ。あと四段階ほど段取りがあったというのに……」

「一応、何するつもりだったのか聞いておいていい?」


 全てが片付いたので、私も落ち着けて聞ける状態になったのだ。


「俺に暗殺者を向けられたのは知っているだろ?」

「えぇ。最初聞いたときは驚いたけど。まさか私が結婚した直後だったなんてね」

「そのときから既に今回の計画は始まっていたのだよ。ソフィアが幸せそうにしているから、いずれ泣き寝入りしてきたら実行するつもりだった」


 泣き寝入りというまではしていないと思いたいが。


「目には目を。暗殺者には暗殺者を作戦。もちろん偽物の暗殺者だが、サーヴィン君にも命を狙われているスリルを味わってもらいたかったなぁ」


 お父様、それ面白そうに言わないで欲しい。


「他にもあるぞ。蜜館の従業員全員で家に出向き脅しにいく作戦や、家庭ゴミ回収業者を暫く向かわせずゴミ屋敷にする作戦……」

「それ、あとで私も困るから!」


 お父様は達成できなかった悔しさを混ぜながら楽しそうに語っていた。


 これで私は離婚できてようやく自由の身になれるわけだし、二度と変な男とは交際しないように気を付けたい。

 さすがに懲りたので、しばらく恋愛も婚活もしなくていいかな……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ