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【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました  作者: よどら文鳥


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【視点】逮捕だと!?

「逮捕!? 一体どういうことです!? 私が一体何をやらかしたというのですか!?」


 王宮の検問所につくなりいきなり私を捕らえると言われてしまった。

 自慢じゃないが、捕まる心当たりは色々とある。


 だが、どの行為についても絶対にバレないように隠蔽してきたはずなのだ。

 表向きには『信頼される素晴らしい男爵』で通っているはずだ。


「アウトロ男爵……信じ難い話ではありますが、王宮からのソフィア令嬢宛のお手紙を無断開封された疑惑が浮上中です」


 げ……バレてんじゃん!


 でもいつの手紙のことだろう。かれこれ何十枚も無断で開けてたからどれのことかわからん。


 それよりも何故だ……たかが手紙一枚なら監視でもしていない限りバレることはない。きっと誰かがでっち上げただけだろう。


「確かに先日ソフィア宛に手紙が届き私が代理で受け取りました。ですが、なぜですか? 私が開封したという証拠でもあるのでしょうか?」


「それについては王宮内にて説明があるかと……アウトロ男爵ともあろう方がそのようなことをするはずがありません。身の潔白を証明するべきです」

「そ……そうですね……」


 よし、少なくとも目の前にいる男は私を信頼してくれているようだ。

 ならばここで焦った表情をしてはいけない。確かにソフィア宛の封を開けたことは間違いなく私だ。

 だが、今までだってバレたことはなかった。

 つまり、何かの間違いであって、ソフィアがでっち上げを言い出した可能性だってある。

 私は何も恐れることなどないのだ。


 堂々とした態度のままで、警備と一緒に王宮内へ向かった。


 ♢


 法廷の間へ入ったのは初めてだ。

 ここでは重罪を行った平民の裁き、貴族などの身分の高い人間の簡易裁判などを行う。


 まさか私が入ることになるとは考えもしなかったが。


 目の前には裁判官と偉そうな奴らが沢山いる。

 全く……私の歓迎はこんな場所で行わないでほしいものだな。


「裁判長、私は無実無罪でございます」

「被告人はまだ喋るでない!」


 しまった。つい焦って口走った。


 こんなことも忘れて発言してしまうとは、私も相当焦っている。はっきり言って手は震えているし、もう家に帰れないのではとも脳内で想像してしまう。


 とにかく落ち着け……。


「それでは裁判を始める。その前に、今回の裁判での重要人物を迎える」


 ソフィアだろうな。まあ来たところでアイツになら口論で勝てる。むしろ来てくれたほうがいい。慣れた相手がいれば落ち着くし口論もしやすくなる。この焦りが激減するから私は有利になるのだ。


 奥のドアが開き、そこから出てきた人物はソフィアだけではなかった。


「──!?」


 なぜ、何故彼らがここにいるのだ……。



「ロミオ王子殿下にレイン様!?」


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