表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました  作者: よどら文鳥


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/24

【視点】入店禁止だと!?

「一体どういうことですか? 私は買い物をしにきただけですが……」


 色々な商店が集まる大型ショッピング施設に一人で来たのだが、何故か入り口にいた警備兵に止められてしまった。

 というか、厳重警戒のようにズラリと警備兵がいるんだけど何かあったのだろうか。


「申し訳ございませんが、アウトロ男爵様を店内に入れぬよう指示がありましたので、通すわけにはいきません。どうかお引き取りを……」


 どうなっているのだ。

 これで入店拒否が三軒目だぞ!


 一軒目と二軒目はソフィア馴染みの小さな店だから、想像はついた。

 きっとソフィアが出て行ったあの日、私を店に入れるなとでも言ったのだろう。卑怯な奴だ。


「私はここで食材を買わないといけないんですよ……」

「上からの命令です。絶対に入れるなとのことなので……」


 まさか私を出入りさせないためだけにこれだけのために大増員を!? いやいやありえない。そもそも私が何をしたというのだ。さっぱり意図が読めない……。


 せっかくソフィアの部屋から金を拝借して飯を調達しにきたというのに……。

 おっと、当然のことだが拝借した金はちゃんと返すぞ? 私が死んでからだがな。


「仕方がない、今日は外で食べるか……」


 行きつけのレストランがあるし、国が経営している貴族専用の店がある。ここならば私が追い出されることはあるまい。しかもここの常連だし。


「いらっしゃいま……あぁ、アウトロ男爵様……」

「お疲れ様です。本日もお勤めご──」

「申し訳ございませんが、ただいまアウトロ男爵様のご入店はお断りするようにと命じられておりますので、大変心苦しいのですがお引き取りください」

「な!?」


 私が何をしたというのだ。

 流石に納得がいかず、喰いついた。


「なぜそのような指令があるかご存知ないのですか!?」

「はい……正直申し上げまして、アウトロ様ともあろう方がこのような状況になってしまうこと自体が信じ難いです。ですが、我々も国に仕える身分ですので、理由を聞くことも命令に逆らうこともできないのです……」


 これは困った。それに喉も渇いた。


「そうですか……すぐ出ていくので水だけでも一杯いただけませんか? 金はしっかり払いますので」

「店の物一切提供してはならないという指示ですので……」


 これはかなりまずいことになっているな……。

 こうなったらとりあえずは家にある食物で飢えを凌ぐか……。

 なぁに、たとえ私がこうなってしまってもラランカがいるし、彼女に買ってきてもらえばいいのだよ。


「では暫くの間失礼しますので」


 気に入っているレストランだったのに。

 訳が分からないので、食べたら王宮に行って抗議してくるか。流石に飛び入りで行くほど無礼なことは避けたいのだが、理不尽なことをしてきているのは国なのだ。

 ついでに王子殿下とも接触できれば、不倫の真相を確かめられる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ