ラーメンにトリュフを入れる件
唐突だが,トリュフを入れたラーメンを作ることになった。
ラーメンにトリュフを入れるという話は聞いたことがある。巣鴨の有名なラーメン店で,ミシュランのビフグルマンに掲載されたあのお店だ。食べたことはないけどね。
さて,厨房に向かうと麺とスープは既に準備されていた。細ストレート麺と魚介,昆布のスープだ。タレは醤油だった。
さて,一度醤油ダレでラーメンを作ってみた。トリュフをどのように使うのか考えずにとりあえず醤油ラーメンを作ってみた。トリュフをどうすればいいの?思いつかない。トリュフは,ラーメンにとってどのような位置付けで入ってくるのか。風味付けか,隠し味か,そもそも私は料理におけるトリュフの使い方には全くシロウトなのだ。
どうしてこんなことになってしまったのか。それはもちろん,私の夢の中の出来事だからだ。
トリュフのことはさておき,醤油ラーメンを食べてみた。
あれ,これなんだろう。味がしないよ。
ふと考える。そうか,夢だから味はしないということなのだ。
しかし,これや困った。
私の夢の中の課題はトリュフを入れたラーメンを作ることのようだ。トリュフのことはあまり知らないが,香りがよいことで有名な食材のはずだ。味や香りがしないのに,どうしたものか。
まあ,いやなら目を覚ませばいいだけのことだ。
スライサーを使って薄く削ったトリュフを3かけラーメンの上に乗せてみた。トリュフ1片とラーメンを一緒に食べてみる。うん,味はしない。夢だからね。
次に,トリュフ1片とスープを一緒にすくって飲んでみた。うん。こっちも味はしないね。夢だからね。
スライスしたトリュフをよく見ると,中にブツブツが入っている。粟のパフが入っている。チョコかいな。
トリュフは,すりおろした方が風味が強く出るのだろうか,などと考えているうちに,目覚ましが鳴り,私は目を覚ましてトリュフを入れたラーメンを作る難題から解放されたのであった。