とうとうオルガノスと戦うようです。
とうとうオルガノス襲来日だ。聖王騎士団の方に行きたかったし、何より朝っぱらから広場で『グギャアアアアアアアアアア!!』「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
『(ビクッッッ)』
おっ、静かになった。まあ強い人とレアカードならレアカード取るからいいけどさ………。タイミングを考えてほしいよ全く。
今回オルガノスを倒すのに作ったデッキは通称【ドMデッキ】だ。ダメージを受けるほどいいデッキで、オルガノスにはうってつけなのだ。更にイベントの試合では、体力は全員合わさる形式らしいので、100以上の体力となる。
[オルガノスとの戦闘開始です。挑戦メンバーは西門に集合してください。]
……さて、そろそろ試合の始まりだ。
「今回は集まってくれて感謝する!今回はオルガノスという強力な魔物が現れた!我々焔の勇者のメンバー、クロウとリアが最初に陣形を整え、俺、ヴォルガが攻撃体制に入る。後は君たちが体力を少しでいいから削ってくれ。200近く削ってくれると助かる。最後は俺達がトドメを刺す!という作戦で行こうと思う。今回はよろしくお願いする!」
「質問だ。集まってくれてと言っても俺しかいないし、俺がオルガノスを倒しても問題ないよな?」
「君しかいないというのは確かにそのとおりだな。後オルガノスを倒せるというのならやってみるといい。倒せるものならね。君、今まで襲来した魔物と戦ったこと無いだろう?今まで襲来した魔物は全員体力1000超えなんだよ。やすやすと倒せるわけ無いだろう?」
ホー、体力は1000程度か。簡単だな。問題はコイツラがどうやってあいつを倒すかということだ。
「そういうあんた達はどうやってオルガノスを倒すつもりだ?」
「それは、焔の勇者オリジナル奥義《三極無双》さ。この奥義は、自分の場に三属性あれば次の自身のターンの初めに体力を半分削る代わりに味方の打撃力を20上昇させる【ブラストスネーク】と、ダメージを軽減する【ウンディーネ】、三属性場にあるなら味方の打撃力が2倍となる【バイアノーズ】、そして、打撃力20で10回攻撃のイベントカード【シャドーゴルゴーン】で一気に畳み掛けるというものだ。どうだ、完璧だろう?」
「へー、スゴイナー。(棒)」
「なんで棒読みなんだ!そういう君はどういう戦法があってあいつを倒すと……」
『グギャアアアアアアアアアアアア!!』
「おお、来たっぽいぞ。答えは戦いで見せてやる。」
「いいだろう、しかし忠告しておく。無理だね。」
何でもかんでも無理と決めつけるのはよくないだろう。しかも俺には秘密の逆転カードがある。そうやすやすと負けはしない。
「忠告ありがとう。しかし俺は勝つ。この世界の強い奴と戦いまくる為、カードを集めまくっていつかコンプリートする為にな!」
こうしてオルガノスとの戦いが始まったのであった。