ギルドマスターと戦うようです。
−とあるギルドの闘技場にて−
「レディースエーンドジェントルメーン!!今日は、この戦いを見に来てくれてありがとう!!今日の戦いは我らがギルドマスター、不敗の王者、マスタージルガスゥゥゥ!!!」
(うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!)
「VS!!!レイトォォォォ!!!」
(?????????????誰??????????????)
この差は何か。ギルドマスターの時はうおおお〜で、俺は誰?て。
まあ俺はバトウォー最強(自称)だから負ける事なんて無いだろう。さて、幕開けだ。
「ようやく来たか。レイト。と言うかお前レイトって言う名前だったんだな。」
「オジサンもジルガスって言う名前だったのか。カッコイイ名前だな。」
「褒めても何も出ねえぞ。」
「何も期待してねえよ。いいから試合しようぜ。」
「そうだな。俺の戦い方に惚れるなよ?」
「惚れねえよ。……さあ、戦いの始まりだ。」
「ゲームスタートォォォォ!!」
「「バトルスタンバイ!」」
先行は俺からだ。
「ドローフェイズスキップ。メインフェイズ。モンスターカード【アクセルドローン001】召喚。アクセルドローンは打撃力5のバニラ獣だ。」
「バニラってなんだ?」
「能力無しって事だ。俺はこのままターンエンドだ。」
「俺のターンだ。俺はカードを一枚引き、
【ピンプク角ウサギ】を召喚だ。打撃力2だ。俺はピンプクウサギの効果で手札から【ポンポコたぬき】を召喚。そして、呪文カード【フュージョン】を発動!効果でエクストラデッキから【獣英雄プークーリン】召喚!プークーリンの打撃力は10だ。俺はこれでターンエンド。」
プークーリンって、クーフーリンみたいなみたいな名前だな。だから英雄なのかな。
「俺のターン。カードを一枚引き、【アクセルドローン001】を更に召喚。そして《進化》する。エクストラデッキからカードを一枚選び重ねる。俺が選んだのは【バスターマスター・アクセルカイザー】召喚!打撃力は15で2回攻撃だ。」
「かかったな!俺の獣英雄プークーリンの効果で出た相手のカードと強制バトル!速攻カウンター呪文【獣英雄の一撃】発動!打撃力を10アップだ!これでプークーリンの打撃力は20。お前のアクセルカイザーを破壊する!」
ほうほう、こうやって出た相手のカードを破壊していくと。面白い。しかし、そんな事でアクセルカイザーは破壊不可能だ。
「アクセルカイザーの能力発動。バトルするとき、次の自分のターンの初めまでこのカードの打撃力は35アップする。これで打撃力は50だ。これでジルガスさんのプークーリンを逆に破壊。」
「……………………………………は?」
「そしてこのまま二回攻撃で100のダメージ。これで俺の勝ちだ。」
「…………………………」
悔しくて黙ってしまったようだ。
それはそうだろう。こんなに早く勝負がついてしまったからな。
当たり前だ。俺だってこうなるだろう。
「楽しかったぜ、ジルガスさん。」
「…………………………………………ハハッ」
元気そうで何よりだ。
こうして喜ぶ俺と乾いた笑い声をだすギルドマスターのジルガスさんとの勝負が終わったのであった。