異世界転移したようです。
(いててててて………。何がどうしたんだ……。)
俺、霧崎零斗は、大会優勝後、家に帰宅した。いや、しようとしていた。
しかしながら人間はなんと愚かなのか。まさかの3連覇で浮かれてスキップしながら帰ったところ、工事中のマンホールに落ち、そのまま人生を終わらせてしまったのである。
「………………俺、マンホールに落ちたハズだよな?どこだここ。天国っぽくはないし、地獄でも無さそうだ。何か例えるとするならば……………………異世界?って感じだな。
いやいや、頭でもおかしくなったのか。 だけど俺、下水に落ちたからなぁ…………」
そう呟いていると突如謎の光が出てきた。
「フォッフォッフォ。ワシは****・****・***・*****じゃ。多分発音できないだろうから、神サマとでも呼ぶがいい。」
そう言うと神サマは俺の所に来てこう言った。
「この世界はお主のよ〜く知っている、バトウォー?とやらですべてが決まる世界じゃ。」
「なんでバトウォーのところが疑問詞なんだよ。」
「だってワシ、バトウォーとか言うカードゲーム興味無いし。どうでもいいし。ファミコンさえあればそれでいいし。」
「ジジイかよ!?」
「ジジイとは失礼じゃな!?まだ865390617264548歳じゃぞ!?」
「完璧ジジイだよ!」
「………………まあいい。とりあえず、この世界はバトウォーの世界じゃ。この世界では敵キャラは倒すとカード化、敵プレイヤーは倒すと相手のカード一枚を獲得できる。それと」
神サマはそう言ってデッキをくれた。謎の本と一緒に。
「なんだこの本は?それとこのデッキは?」
「それはお主が以前使っていたデッキと、お主が持っていたカードを本にした物じゃ。お前以外持つことも触ることもできない。だから盗まれる心配も無い。ワシからのプレゼントじゃ。」
「神サマ様!!有難うございます!!」これで生きていける!!」
「手のひら返したなお主。まあ、これから頑張るんじゃぞ。」
神サマは、そう言うとどこかへ消えてしまった。
しかし、これでこの世界で勝ち組になったも同然。
………………だって、オレはバトウォー最強だから。
2つ目書けました。短いけれど読んでくれれば、嬉しいです。