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プロローグ

 とある町の広場。男と少女がバトルをしている。そう、カードゲームで。


「召喚!!【ヴァルキリー・Holly(ホーリー)・ヴァルキュリア】!能力で上下にエクストラデッキから【聖なる(つるぎ)~バスターブレード~】を装備!効果で打撃力を15にする!更に呪文【戦女神の行進(ヴァルキリー・フォー)】の効果で更に5回攻撃!」


 と、少女は言ってヴァルキリーを召喚し、戦女神の行進を使った。

 この少女はこの町の騎士団〈聖王騎士団〉の四天王と呼ばれるものの一角だ。

 周囲から、これで男は負けた。勝てるわけ無い。そう言う表情が見て取れた。


「私が貴方に負けるはずなんて無い!とっとと負けてせいぜいこの私に勝負を挑んだ事を後悔しなさい下民!」


 と、少女は自信満々に行った。


「こ、これは……………………」

「どう!?凄いでしょう!」

「…………すぎる。」

「えっ?もう一回行ってくれる?」

()()()()と言ったんだ!弱過ぎる!打撃力15!?低すぎだろ!これで四天王の一角って。……はぁ、強いと聞いていたのに……。ギルドマスターでさえ20あったぞ…」


 と、男は呆れて言った。


「何言ってるの!?弱いわけ無いじゃない!打撃力15もあるうえ5回攻撃なのよ⁉」

「打撃力15の5回攻撃なら、トドメはさせないし、事実弱いからそう言っているんだ。」

「なっ!?馬鹿にしたわね!もういい!いけ、ヴァルキリー!痛い目を見せてやりなさい、ヴァルキリー!」

「まあ、何しても無駄だけどね。……カウンター召喚!【降臨する者:ガガ・ゼレ・エレ】!」


 男がそう言うと、信じられない光景が広がった。


「効果により、相手ターンを強制終了し、エクストラデッキから上下左右に装備カード【ブーストコントローラー】を装備する。打撃力は3だ。効果で俺は計40のダメージを受ける。続いてブーストコントローラーの効果によって打撃力+1以下のカードを装備できる。俺が装備するのは、装備カード【暴走する仮面】だ。効果で計20ダメージを受ける。」


「何をしてるの!?自身の体力を80も減らすなんて………まさか貴方、自滅でもする気かしら?」


「そんなことするわけ無いだろ。更に暴走する仮面の効果で更に【暴走する】とつくカードを上下左右に装備する。俺が装備するのは装備カード【暴走する翼】こいつは打撃力を5上昇させる。代わりに俺のライフはさらに20減る。」

「続けて呪文【阿修羅コンボ】発動。これでガガ・ゼレ・エレは10回攻撃を得る為、打撃力は30の10回攻撃だ。」


 ざわざわざわっ!!!!と、周りはいきなりため息から驚きへと変わる。それはそうだろう。

 相手のターンに召喚した上でターンを強制終了させて、なおかつ攻撃で300ダメージを与えるモンスターなど今まで()()()()()()()()()()


「打撃力30の10回攻撃………ですって…………?で、でも呪文カード【精霊の封縛(フェアリー・バインド)】を使えば1ターンの間打撃力999以下は行動できなくなるわ!」

「このカードの攻撃は呪文カードの効果で阻止できない。その上アタックするたびに相手のフィールドに存在するカードを全て破壊できる。つまりモンスターでも防御出来ない。これで俺の勝ちだ。それともあれか?カウンターモンスターカードでもあるのか?」

「も、持ってないわ…………………」

「あ〜あ、所詮口だけか。つまらねぇの。」

「くっ………………………」


 男はそう言うと男はトドメもカードも貰わず、少女を連れて何処かへ行ってしまった。


 ……………………………………………………


 今俺がしていることはカードゲーム『バトルウォーズモンスターズ』というカードゲームだ。


 そして一つ言うならここは日本ではない。


 ()()()()()()


 この世界ではこのカードゲームバトルウォーズモンスターズで勝負する変わった世界だった。

 今、バトルウォーズモンスターズ世界大会1位の俺が、この世界で無双している途中だが。


 ……バトルウォーズモンスターズというだけでは分からないだろう。だからルールを説明させて貰う。


バトルウォーズモンスターズルール説明

……………………………………………………


 このカードゲームは略してバトウォーである(BWMとも言う)。デッキ50枚、エクストラデッキ50枚、手札5枚、ライフ100ポイントで戦うカードゲームである。


 ルールは簡単。


 ドローフェイズ…カードを一枚引く。(先攻は引かない)

 ⬇

 メインフェイズ…呪文、モンスターカード等を使う。(召喚、発動に数の制限は無い。

 ⬇

 アタックフェイズ…モンスターカードで攻撃(アタック)する。(戦攻は攻撃出来ない。)

 ⬇

 エンドフェイズ…ターンを終了する。

 ⬇

 相手フェイズ…相手のターン。


 いつでも発動可能…カウンターフェイズ…カウンターカードを使う事が出来る。   

……………………………………………………

 ……この順番をひたすら繰り返し、相手ライフを0以下にするか、EXTRAWIN(エクストラウィン)を狙う、はたまた負けるかすると決着である。ルール上、デッキが切れると負けである為、(エクストラデッキは除く)時間をかけ過ぎたり、カードを引きすぎると負けてしまう為注意が必要である。


 続いてこの世界の常識・ルールを説明させて貰う。


常識・ルール 説明

……………………………………………………


常識


・この世界では弱肉強食。弱き者は強いカードを持つ必要は無い。強き者が持つ為にあるのであってけして弱き者が強くなる為にあるのでは無い。

 これが常識だ。だから弱そうな奴等からレアカードを巻き上げる。そして自分達はどんどん強くなる。

 これがこの世界では常識なのである。


・この世界の通貨はゼルと言い、日本円換算で1ゼル100円ほどである。


・カード対決はルールにしっかり従って行う。



ルール


一、相手が弱いと分かっていての対決はしないようにする。(但し、相手が許可をだした場合は論外とする。)


ニ、種族差別はしない。(但し相手が魔物、魔族の場合は論外とする。※人がテイムした魔物は差別してはならない。)


三、魔族に遭遇したら、気付かれている様子ならば、大声で叫んで逃げる。気付かれていない様子なら静かに逃げるようにする。

……………………………………………………

 これでこの世界のことはよく分かっただろう。以上で説明を終わりにする。


 さて、話を戻すが、俺は日本人だ。成績普通、顔普通、身長175センチ、彼女いない歴24年=年齢の人間だ。

 働いたら負けと思っている……が、働かないと家賃と食費とカード代がたまらないので仕方なく働いている。


 とある日曜日、この日バトウォーの大会があった。俺は自慢のデッキで見事3連覇して賞金100万円を獲得して、浮かれて帰った。

 そう、()()()()()()()()。浮かれて帰って、足元のマンホールに気付かず、転落死してしまった。


 次に目が覚めると真っ白な場所にいた。そこで『神サマ』という存在に出会った。そこで神サマにこの世界のことをレクチャーして貰った。


 この世界には魔族という残虐な種族がいる事、この世界の常識etc……などなど。


 この世界に来て俺が何をしたのか、少し話をしよう………………


今回久しぶりに頑張りました。スマホ投稿なんで指が痛くて大変……。

投稿はぼちぼちやっていくつもりです。

どうか読んでくれると嬉しいです。

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