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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

愛してるが欲しくって

作者: ゆ


ならいっそ殺して


それは、誰に向けて行った言葉だったのか…


「どぅわあー」

「大丈夫ですかお嬢様」

私の意味の分からない言葉で飛んできたメイドに

驚きつつも頭を整理。

眠る夢の中で流れた言葉

聞いたことがある。そう前世の私22の私がドハマリしてた

愛されたいお姫様乙女ゲームのような恋物語

を思い出した。

「大丈夫だから下がって頂戴」

「ですが、マリア様」

「大丈夫だから」

下がらせるともう一回整理する

マリア…マリア様って…

私完璧悪役じゃないの。親に甘やかされ我が儘になる彼女ではなく…

前世の記憶を思い出した悪役令嬢ことマリア・メイ・リーテルは、婚約者であるシリウス・ドゥ・アイカリスの

幸せを願い悪役令嬢を演じる。

前世の知る内容では、マリアが手を回した性でヒロイン

男爵令嬢、リリル・サーナイトと結ばれることはなかったのだ。

前世の記憶が戻ってもシリウスを愛してたマリアは、とことん悪役令嬢を演じた。

せいぜい国外追放だろうと考えて

嫌がらせといっても、水かけたり悪口言ったりだったので

愛するシリウスの幸せを願って


が、シリウス恋したリリル・サーナイトこそ本物の悪役でした。

あることないこと、マリアに罪を擦り付けると

玉座の上には、シリウスと傍らにリリルが座り

2人は、寄り添い残酷に言い放つ。

罪の代償は、終身刑。

私の罪は、死ぬまで牢獄にいろということらしい。



そして、シリウスは言った

「最後の望みを叶えてやる」

という情けなのか分からない言葉の答えは…


私は、正座させられる。

愛する家族や、人々に見られながら

罪を償う為

そして…

シリウスに胸を刺され後ろに倒れる瞬間に考える

マリアという自分が記憶を思い出した時点で、世界の流れ

などが歪んだのだと思いながら


シリウスに届くはずがないのに、手を伸ばし

愛してる

愛されたかったと



「最後の望みを叶えてやる」

「なら…いっそ殺して…」

彼女は、初めて涙を流した


「ってなにこのbadend」

1人ぶつぶつ言うのは、許して欲しい

そして、私は決めた。今度は自分が幸せになる為

頑張ろうと!悪役令嬢回避しようと

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