旅立ち
16年が経過した
俺は16歳になった
俺はおじいさんとおばあさんのおかげで俺は強い男になれた気がする
おばあさんにこき使われたので筋力がつき
おじいさんのおかげで料理などの家事を身につけることができた
それに俺は6歳から毎日、剣を振る練習をしている
そんなある日、俺は町である噂を聞いた
その内容は、『鬼ヶ島の50の鬼が強い男を求めて暴れている』という内容だった
実際に、町の腕自慢が鬼にやられているらしい・・・
町長は、鬼をなんとかできたら町の宝を譲ると言い出した
多くの人が鬼をなんとかしようと頑張ったらしいが、未だ解決していない
俺が行こう・・・
俺を育ててくれた2人に恩返しをしよう
俺はそう誓った
俺はそのことを2人に言うことにした
「俺・・・ 鬼ヶ島に行ってくる」
それを聞いて2人は
「それは本当かい!?」
「頑張りな」
先におじいさん、その後におばあさんが言った
「おばあさんはそれでいいのかい!? 強士郎が心配じゃないのかい?」
「強士朗は私たちが育てたんだよ 鬼なんかに負けるわけないじゃない」
「だが・・・」
「自分たちの子を信じられないの?」
「わかった・・・ それで、いつ行くんだい?」
おばあさんに説得されおじいさんが聞いてきた
家から町までは最低4日はかかる
「2日後から・・・」
俺はそう言って家から出た
その後、俺は山で剣を振っていた
鬼はどんなに強いのだろうか・・・
そんなことを考え、剣を振り続けた
2日後
俺は準備を整え家を出ようとしていた
すると、
「ちょっと待ちなさい」
そう言って、おばあさんに止められた
「これを持っていきなさい」
そう言って渡されたのは・・・
俺の名前が書いてある旗だった。
「これも持っていきなさい」
次はおじいさんがある物を渡してきた。
それは風呂敷にたくさん入った黍団子だった。
「ありがとう」
俺は二人に頭を下げてお礼を言った。
「気をつけるんだよ」
「がんばってきな」
おじいさん、おばあさんの順にそう言ってくれた。
「いってきます!」
俺はそう言って家をでた。
こうして、俺の旅が始まった。