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二次元の自分~画面に閉じ込められた少女~  作者: 航作裕人
第一章 魔法の世界が二次元
8/12

7 魔族との戦いにあせる

私は夢の中。

 そんなときに、ルームメイトに起こされる。

「優実起きて、夕食の時間だよ」

 と言われ、時計を見てるみると、

 

 ――六時四十分。

 

 完全に夕食の時間。

 だけど、あともう少し時間はある。

 なぜなら、七時からだからだ。

 私は急いで、自分の部屋を出て、エレベーターホールへと向かう。

 すると、エレベーターは八階で止まっていた。そこの階は高校三年生がいる。

 そして、うちらの階へと降りてきたわけなのだ。

 だけど、完全に乗るのが、気まずすぎる。

「乗る?食堂まで行くんでしょ?」

「あの、結構乗っているので、次の待つので、結構です」

「そうですか。じゃあ、ドアを閉めますか」

 と言って、上級生は食堂の階へと行った。

 私も、そのあとに来るエレベーターで食堂へと向かった。

 食堂へとついて、一年生専用席へと言った。

 

 この食堂は、一年から三年まで席が専用になっている。

 なぜこのようにしたかは、誰もが楽しく食事をできるようにするためらしいけど、そのほかにも、普通の席もあり、先輩たちとも一緒に食べられるようになっている。

 だから、専用席があるのは、学園の気配りだろう。


 そんなことで、私はまだ、先輩たちとそんなに仲良くないので、専用席へと言う子としたときだった。

 あの時の先輩が、声をかけてくれた。

 でも、私の隣には、知美もいるのだということを思い出した。

 そんなことで、断ろうとしたけど、知美のことも呼んでいた。

 私は、一緒に、先輩たちの場所へと行く。

「なんでしょう?」

 と私が問うと、先輩は、

「わるいねぇ。少し話があってね」

 なんか笑顔で言われると、少し抵抗してしまいそう。

「それで、話ってなんですか?」

 とお隣さんである知美が聞く。

 先輩はよく聞いてねみたいな顔で、こちらを見てる。

「実は、魔族を倒すための冒険が今日か、明日あたりにはありそうなのよ」

 私はもうそろそろ、戦場へと行くのかと思った。

 大変そうだ。

「そうなんですか。私は不安です」

 と知美が言う。

 確かにその通り。

 相手がどんな相手なのかどうかがわからないのだから。

 それでも、戦うしかない場所であるのには違うない。

 どうしても頑張るのだ。

「それよりも、優実さんは、どうなの? 怖い? それともうれしい?」

「それは、怖いです。初めての相手でもあるのに、実践しないで、冒険するのですから」

「そうよね。普通は怖いわよね」

 私は紅葉先輩の言葉にうなずいた。

 それを見ていた知美もうなずく。

 

 それからの話だ。

 魔族と言うのは、魔法で守られているこの国とはまた違う場所にある。少し離れた大陸にあるらしい。

 そして、そこに上陸すると、危険なことが待っているらしく、今まで以上に警戒していかないと、簡単にやられてしまうらしい。

 意外と大変な場所だと、先輩である紅葉さんは話すのだ。


 それが私にとっては、どうなるかは今のままではわからない。

 でも、危険だということはわかる。

 食事を終わらせた私は、部屋へと戻り、支度をする。

「もうそろそろで、魔族と戦うことになるのね」

「そうだね。大変そうなんだけどなぁ~」

 それは私にだってわかる。

 だけど、どのくらい大変なのかはわかりっこない。

 まだ、体験をしていないことなのだから。

 でも、私にはわかる。激戦が起きることも、どんな状況だか……。

「それに、大変なだけじゃなくて、やられたらそれまでだよ」

「そうだけど、頑張るしかないね」

「そうだね」

 と二人で誓い合い、私は自分の部屋から出て、エレベーターに乗って、学校へと向かうのだった。

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