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二次元の自分~画面に閉じ込められた少女~  作者: 航作裕人
第一章 魔法の世界が二次元
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6 学ぶこといっぱいの学校生活!

 なんとか、授業前に戻ってこれた私だったけど、先輩からの視線が怖かった。

 もしかしたら、走っていることににらんでいたのかもしれない。

 顔を覚えられたかもしれないなどと言った恐怖がいまだに私の心に存在する。

 だけど、こんなことで考えてはいられないと思い、私は授業を受ける。

 

 授業が始まった。魔法のことは奥が深い。

 私が持っているペンのほかにも使い物はあるが、初心者にはこのペンがベストであるというのだ。

 それに、この学校ではこのペンが必須でもあるからだ。

 そんなことなど知らなかった。

 これは今日の授業で学んだことだ。

 そのほかにも、魔法で人を他の世界へと送ることもできるなどと言ったこともだ。

 本当の意味では、怖いことでも、乗り越えていかなければいけない。

 だから、私はここで勉強しているのだ。

 

 授業が終わってからも、魔法とは奥が深いなどと思って、調べたいと思っているばかり。

 それに、使えるようになったらいいななんて思ってしまうほどだ。

 それよりも次の授業の準備をする。

 次は六限目だ。 

 次も魔法の勉強。

 内容としては、魔法科学と言うもの。

 魔法と言っても、科学の力を使って行うこともある。

 それを詳しく勉強してらしいけど、今のところどんな勉強なのかはわからない。

 疑問が多いところだ。

 

 その前に、この学校で学ぶ学問だけど、一年時は魔法基礎や魔法科学、魔法実技などと言った魔法を使うための基礎を勉強していく。

 そのほかに、国語総合や数学、理科、地歴公民、英語などだ。

 と言っても、ほかには科学の進歩などと言った情報と社会、芸術、体育、保健などと言った勉強はすべて魔法の単位としてなるので、勉強や授業を行わない。

 ある意味、魔法だけのほかに一般常識などを勉強する場なのだ。

 

 そんな場所で、勉強しているけど、難しいのは魔法実技だ。

 魔法の位置や体制などをレクチャーするものである。

 でも、私はそれができるかが心配だ。

 そんなことを考えていると、六限目のチャイムが鳴る。

 教師が教室へと入ってきて、いつもの号令。

 それが終われは普通に授業だ。

「それでは、魔法科学の教科書の二ページを開いて」

 一斉に魔法ペンから教科書をだし、言われたページを開く。

「それでは、今から魔法と科学について勉強してきます。魔法とは今の時代では使うことができますが、昔は科学に頼っていました。それは皆さんご存知ですよね」

 と教師に尋ねられた。

 みんなは、

「「はい。知っています」」

 と答える。

「それでは、なぜ魔法のことを勉強するのに、科学のかかわりの勉強をしなくてはいけないか知ってますか」

 一斉にみんなは、知らないという顔をする。

 そして、教師は、

「それを聞かれたら困りますよね。まだ勉強してませんものね。それでは、科学と魔法のかかわりを勉強していきます。科学はこのことで証明できるものですが、魔法は根本的な証明ができません。それはどんな方法で起こっているかがわからないからなんですよ」 

 教師は熱心に教えているのだが、みんなは全然わからない様子。

 そして、それを感じ取った教師は、

「簡単に言えば、証明なきして科学とは言えないのです。科学は何かの現象だということがわかります。ですが、魔法はどうでしょう。どんなことが起きているかがわからないのです」

 それを聞いたみんなは、

「「なるほど!!」」

 いい感じの反応みたいだ。

 教師は満足みたい。これでよかったと思った。

 それから、授業は続く。

 

 あれから四十分が経過して、授業は終了。

 結構、内容が濃かった。

 知らないこともいろいろと学べた。

 今日の魔法の授業は最高だと思った。

 魔法の中で一番心配が、魔法実技。

 そんなことを思って、ホームルームへと望む。

 

 ホームルームが終わり、寮へと戻る。

 そして、図書館へと足を運ぶ。

 私はそこで、魔法についての本を読むことにした。

 私は意外と本は好きで、よく読んでいた。

 本を選ぶために、本棚へと近づく。

 意外と高い本棚なので、自分の背では届かないので、魔法ペンをさしてから使う台を使ってとった。

 とった本は、少し古い本だ。

 ――なんか、昔のことが書かれていそうな感じじゃないかな。

 なぜか、自分で尋ねてしまった。

 心の声を聴いている人は、異常な人だと思うだろうけど……。

 そんなことを置いておいて、この本がどんだけ古いのかを快諾しようと決意した。

 ――どれどれ、この本は魔法女学園高等部ができるちょっと前に書かれた本である。

 なぜか、前おきが書いてあった。

 そういえば、この学園が創立三十年だから、相当前のだ。

 その前から、魔法と言うのは使えるようになったのかと疑問を持つが、その前置きの後は、インクがかすれて読めなくなっていた。

 あまり魔法の使い方を知らないので、復旧は無理だと思い、図書館を後にした。

 それにしても、きれいな場所だ。

 入口からエントランスがあって、その横に図書館がある。

 図書館の入口付近は、ガラス張り。中がよく見える。

 そのほかはちゃんと囲まれている。

 そんな図書館の入口から少し歩くと、エレベーターがある。

 なんだか、ここはホテルみたいな場所だ。

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