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SNOW/SNOW  作者: 六甲水
5/12

第4話 転入と歓迎と……

久しぶりの更新ですみません


小雪「本当だよ。二ヶ月ぶりだよ」


いや、色々と忙しくって……


白雪「……今回のお話は?」


とりあえず、白雪復活と小雪ちゃんが……とこれは内緒の方向で

それは病院からの突然の電話だった。


「えっ、白雪が!?」


私は慌てて電話を切り、雪兄に伝えた。


「雪兄!大変!」


「どうした?」


「白雪が……白雪が起きたんだって!」


「何だって!というかあいつ、そろそろ目覚めるって言ってなかったか?」


「そうだけど、早く病院に行こう!」


確かに白雪はそろそろ起きるって言って、私の中からいなくなったけど……あれからもう一週間が過ぎていた。でも、私は早く白雪に会いたかった。













病院に付き、白雪が眠る病室にたどり着くと……


「……おはよう。お姉ちゃん、お兄ちゃん」


「し、白雪………白雪!!」


私は泣きながら白雪に抱きついた。抱きつかれた白雪はちょっと苦しそうにしていた。


「く、苦しいよ。お姉ちゃん。」


「たくっ、寝過ぎだぞ。白雪」


雪兄は白雪の頭を撫でながらそういうのであった。


「ごめんね。ちょっと寝過ぎちゃった。でも、もう心配かけないから………」







それから白雪は眠っていたせいか筋肉が低下していたため、しばらくの間リハビリすることとなった。だけど私の体をしばらく借りていたおかげで直ぐにリハビリが終わりそうだった。


「あれ?出ないな……」


しばらく呼び出し音がなるが直ぐに留守番電話になる。今私はお母さんに電話をしていた。せっかく白雪が起きたのに……


「お母さん、今頃なにしてるんだろう?結構変わった人だからな………というか何の仕事してるんだろう?」


雪兄もお母さんの仕事について何も知らなかった。何だかすごい仕事をしているらしいけど……


「まぁ、そのうち帰ってくるんだろうな」













それから二週間が過ぎた頃、ついに……


「霧生白雪です。よろしくお願いします」


そうそれは白雪が私達の学校に転入してきたのだ。


白雪は休み時間のたびに質問攻めに合っていた。おとなしい性格な白雪のために私が頑張ってフォローしたりした。


そしてお昼休み。桜ちゃんも交えて三人でご飯を食べていた。


「話に聞いてたけど、リハビリとか直ぐに済んでよかったね。」


「……うん、早くお姉ちゃん達と一緒に学校に通いたくって……それにね、恋をしてみたくって……」


「恋か……白雪ちゃんは可愛いから直ぐに恋人とか出来そうだね。私なんて……頑張ってアピールするしかなくって……」


「大丈夫だよ。桜ちゃん。雪兄も直ぐに振り向いてくれるから」


「……桜ちゃん、お兄ちゃんの事好きなんだね。だったら結婚したら一緒に住めるね」


「え、えっと、それは……」


桜ちゃん顔真っ赤にしてるよ。それにしても、白雪って普通にそういう事言えて凄いな……














そして放課後、文芸部室に白雪を連れて行くと蕾さんが凄い歓迎していた。


「きゃああああああ、白雪ちゃんちっちゃ可愛い。」


「あ、あの、く、苦しいです」


「こら、蕾、人の妹を困らせるな」


「あら、ごめんなさい。シス那」


「だから、シスコン扱いを……」


雪兄がツッコミを入れかけるが、そこで裏月さんが……


「というか義理の兄妹だからその内手を出したりしそうだな。雪那は」


「白雪ちゃん、それに小雪ちゃん。もしお風呂とか覗かれたりしたら直ぐに相談しなさい」


「……はい」


「こら、だからそんなことするわけないだろうが!!」


「そうですよ。雪那さんはそういう人じゃないと……思います」


「あの、桜ちゃん。お願いだから断言してくれ」


みんなが白雪を交えて楽しそうにしている中、私は皐くんと……


「それじゃ、前に言ってた大切な人のお見舞いって、白雪ちゃんだったんだ」


「うん、ごめんね。ちゃんと話したほうが良かったかな?」


「ううん、少し気になっていただけだから……でもよかったね。白雪ちゃんが起きて……」


「えへへ、帰ってきてからずっと一緒に寝てるんだ。あと一緒にお風呂入ったりとか……凄く楽しかったな……」


「そっか、これからずっと一緒だね」


「うん」


私は笑顔でそう答え、近くに会ったジュースを飲むと何だか体が熱くなってきた。


「あれ?何だか熱くない?」


「え?そんなこと無いけど……それにまだ5月だし……」


「う~ん、でも、熱いよ……脱いでいい?」


「脱ぐって……‥ちょっと、」


私は上着を脱ぎ、ブラウスのボタンを外していくのだが、何故か皐くんに止められた。


「待って、さすがにマズイから……雪那!小雪ちゃん止めて!」


「うん?って、何人の妹を襲ってるんだよ」


「襲ってるんじゃなくって、襲われてるんだよ!」


「……お姉ちゃん。顔が真っ赤だよ」


「あら、どうしたのかしら?」


「そういえば、赤瀬。お前当たりがどうとか言ってなかったか?」


「あぁ、ウイスキーとコーラを混ぜた奴ね。いやー、小雪ちゃん酔っ払うとこんな感じになるんだね。さぁ、小雪ちゃん、このまま既成事実を……」


「あら、楽しそうね。蕾」


後ろには生徒会副会長の花連がいた。凄く怒っていた。


「とりあえず霧生くん、妹さんが本当に襲う前に早く酔い醒ましてやりなさい。私はこの妹を叱るから」


こうして白雪の歓迎パーティーが終わるのであった。蕾さんはみっちり叱られたらしい。





ふぅ、酔っ払った小雪ちゃんを書けたからもう更新は……


雪那「いや、ダメだろ。」


蕾「まだ始まったばっかりなのに……」


だって、次の展開とか全然決まってないんだもん。とりあえず次回は未定ということで……多分やるとしたら赤瀬姉妹の事をやるか、白雪と裏月の話をやるかもしれません

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