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小さな愛が灯る場所  作者: 浮世雲のジュン
第2章:灯台の約束

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35話『桜の花びらと灯台の光』

35話『桜の花びらと灯台の光』


桜の花びらが、風に舞って窓辺に落ちていました。

https://suno.com/s/2cETxweBhADMyQ7H


文子さんが一枚をそっと拾い、


「きれいね。

散っても、また来年咲くのよ。」

と、静かに微笑みました。


透が頷きます。

「灯台の光も、

花びらのように、

静かに舞いながら届く。」


あなたへ。

春の美しさが、

かえって胸を締めつける日も、

それでいい。


無理に桜の下を歩かなくていい。

部屋の中で、

一枚の花びらを眺めるだけで、

今日は大成功なんだよ。


「半分でいい。

花びらが一枚落ちるように、

あなたの心も、

ゆっくり散らしていい。」


灯台は、

散る花びらを見守りながら、

変わらず光を灯し続ける。


あなたも、同じ。

桜の季節は、

美しさと同じくらい、

心の奥がきゅっと痛む季節でもあります。


「みんな楽しそうなのに、自分だけ取り残されている」

そんなふうに感じる日があっても、

それはあなたの弱さじゃありません。


花びらが一枚落ちるだけで、

春はちゃんとそこにあるように、

あなたの今日も、

小さな呼吸ひとつで十分なんです。


無理に桜の下を歩かなくていい。

部屋の中で、

そっと花びらを眺めるだけで、

それはもう“春を生きている”ということだから。


今日も灯台荘に来てくれて、ありがとう。

あなたの春が、

あなたのペースでほどけていきますように。

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