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ノーライフキングのダンジョン攻略7 ~スプリガンたちの6階層攻略~




6階層からは、5人パーティを作ってある程度の距離を保ちながら進んでいく。


6階層のほとんどが熱湯風呂のような池が点在し、そこにはネットウフロッグマンが10体程の群れを作って生息していて、フロッグマンは熱い舌を伸ばして攻撃してくる。

1メルテあるカエルで、舌は2メルテ伸びる。

伸びきった舌の根元を切れば簡単に倒せる魔物だが、熱湯の池にいるので、池の中に入っていくのは無理がある。


中途半端に舌を来てしまうと舌が分裂し再生して二枚舌になってしまうのだ。


俺らパーティがボスのいる灼熱大池に着いたのは6階層に入って3時間後のことだった。


俺らのパーティは昔からの仲間の

ダレル、マクホーン、ケイジー、ブライドと俺、モラグそれとマクレーンを入れた6人のパーティだ。


ダレルはタンクのアックス使い、

マクホーンは、両刃の大剣をを使う剣士、ケイジーは斥候の弓使い、回復職で武僧のブライド、魔法職の俺、皆昔馴染みのジジイだ、戦闘補助や、他パーティの連絡役のマクレーン、雑用係だな。


「皆、ここまでご苦労だった。

ひと休憩したら、この池から少し離れたところにテントを張る。

ケイジー、マクレーン、ブライド、の3人は灼熱大池にいる3つの群れの偵察に行ってきてくれ。

俺と、ダレル、マクホーンはテントの設営とボス戦に使うアイテムの確認をする」


「ジジィこき使いすぎでさぁ」


文句をたれるマクレーンにひと睨み、ズンズンとマクレーンに歩み寄って拳骨を落とす。


「ガキ、休憩なしで仕事したいなら今すぐに行ってきてもいいんだぞ」


マクレーンはへいへいと言いながら顔をしかめて休憩した。


3人が偵察に向かうと他のパーティが続々と灼熱大池に着き始める。


3時間後全てのパーティが灼熱大池に着くとボス戦会議をするためパーティリーダーたちを集め、ボス戦攻略会議を始めた。


「ここのボスは三枚舌でこの灼熱大池に生息する他の3つの群れのネットウフロッグマンをだまして戦わせ、三枚舌外交をする。


我々は、4つのチームを作って、

3つの群れを分断する。


ボスは8メルテある、巨大化が得意な者のパーティにボス戦を任せたい」


「モラグの町長が、あんなに長く話しているのを初めて見ました」


若者が集まっているパーティリーダーたちが騒ぎ出した。


「そこ、うるさいぞ」


俺はギロリと睨らむとピタッとお喋りが止まった。


大きな池には3つの群れがいて、仲はそれほど良くない。両端と真ん中に群れがあり、この池の奥にボスがいる。


「勿論この池も熱湯だ、なんの装備もなく入るのは危険だ。

今回は事前によういした、貴石に魔法の範式を固定した、ご領主の特製の耐熱耐性の範魔石を配る。


範魔石は魔力が切れるまで使えるため、巨大化に魔力を使い、この範魔石にもある程度魔力を使うから、今回の参加パーティはそれなりの魔力保持者となる。


そして、ネットウフロッグマンの弱体化と足場作りのため、俺が大魔法で池全体を凍らせ、池が完全に凍ったらボス戦の開始だ。


今回のボス戦に含まれなかった者は足場の維持に参加してくれ。


ここまでで、質問は」


「はい」


と先程喋っていた活発な青年のアドルフが手を挙げた。


「足場の維持が大事なのはわかる魔法職以外の者はどうするんだ」


「うむ、今回参加できる人数は熱耐性の範魔石は150個、それ以外はドワーフ製防具をつけているものを中心4つのグループを作り戦闘参加組の後について行って怪我人の救護、空いた人員の補充に務めて欲しい」


「わかりました、モラグ町長」


とそこに、ケイジーが、息を切らせて駆け込んできた。


「会議中失礼、偵察してきた池の中央のフロッグマンの群れはジェネラル級の大型個体を2体確認しました。

ジェネラル級の個体の配下が100体ずついます」


「ひとグループを30人で考えていたのだが、、


中央の群れに当てる人数増やすか、援護要因から増員させた、

いやダメだ、範魔石が足りない、他のグループから削る20、20、50で、いや、他の、、よし、

他の偵察が帰ってきて情報が揃ってから、


人員については情報が入り次第きめることとする。


他の質問は? 」


「あの、ジェネラル級の個体の情報はありますか」


若手のパーティの気弱そうな青年のエイベルがおずおずと小さく手を挙げ発言した。


年長者で女性パーティリーダーのブリトニーが発言した。


「ネットウフロッグマンジェネラルは3メルテの中型で、他のフロッグマンに比べて皮膚が厚く弱冷耐性があるわ。

他の配下のフロッグマンが入ってくるのを嫌がる性質があるわ」


「あ、ありがとうございます、じゃあ、ジェネラル級が2体いるなら分断できそうですね」


「そうね、エイベルしっかりしてきたわね」


「やめてくだいよ、ブリトニー大叔母さん」


「それは、仕方ないわよ、みんな生まれた頃から知ってるんだから」


「「「違いない」」」


一斉にみんなが笑いだした。


「恥ずかしんです、ほんと」


エイベルは顔を真っ赤にして叫んだ。


そこに、池の左側に偵察に行っていたブライドと右側の偵察に行っていたマクレーンが同じタイミングで帰ってきた。


「ブライド、マクレーンご苦労だった、早速で悪いがブライドから報告を頼む」


「へい、左の群れですが数が異常に多かったです、その数500体」


「ん、何ぃ500体だと、こりゃあ先に500体を殲滅させて、、イヤ、中央のジェネラルの群れを殲滅させてからのほうが、だがジェネラル相手に無傷じゃ、、」


マクレーンがぶつぶつと独り言が漏れ出ているモラグに話しかけた。


「待ってくだせぇ、右側の群れは10体のフロッグマンだったんですが」


「じゃあ、そこは後に回せるな」


モラグはほっとした顔をする。


「それなんですが親方、その10体全部マジシャンっぽいんでさぁ」


その報告にモラグの眉間のシワが深まった。


「今回の灼熱大池のフロッグマンはどうなってやがる。


そのフロッグマンの戦力じゃ分断作戦じゃあボス戦まで戦力が持たない。


まず5人のパーティでマジシャンのフロッグマンを不意打ちで倒し、


範魔石を持った部隊、100人のチームで500体の群れのフロッグマンを小規模の凍結魔法でフロッグマンごと凍らせて叩く。


こっちの体力温存のためになるべく小さな労力でフロッグマンを屠ってほしい。


中央のジェネラルの部隊の様子を見ながら50人で待機、500体を倒したチーム戻ってきたら中央を叩く、それを終わらせてボス戦に当たることとする」


「マジシャンフロッグマンを不意打ちってどうするんです?

凍らすってどうやるんですか」


「あぁ、まず夜にマジシャン10体を魔法で眠らせ、氷で動けなくし、起きる前に叩く。そこでこのチームは魔法職とその護衛の剣士を中心に5人パーティを作る。


500体のフロッグマンにも最初は池を凍らせ、動けなくして剣士攻撃力の高い者を中心にチームをくんでくれ、そのあと中央に向かいジェネラルと戦闘になる。


ふたチームは、中堅以降で、体力魔力量を豊富にあるものから選抜される、一時期パーティが終わるまで、別のパーティの者とくむこになるが了承して欲しい」


「「「「おぅ」」」」


短い返事が返ってきた。


「では、チーム分けが完了後、夜まで気を抜かず休んでくれ」


作戦が決まり、みんなが動き出した。これから長い夜が始まる。


マクレーンが俺に駆け寄ってきた。


「どうした」


「親方、旦那はどうしているですか」


「さぁ、ご領主の事だらこっそり子供達の後でもつけて見守っているだろう」


「あぁ、旦那子供好きですよね」


「ご領主は見込みのある子供を育てるのが好きなんだ。

ジュエルリ様みたいな、あの方は人の時から魔法に長けておられた。我々スプリガンの中にもご領主に才能を育てられた者もいるんだぞ、俺もその1人だ」


「俺らの世代でそんな話聞いたことないですけど、それにしてもダンジョンの中だとよく喋りますね」


「拳骨を喰らいたいならいつでも喰らわせるぞ、お前らの世代の時は北の山脈に御座す古代龍の番様のお産で、付ききりだったらしい」


「旦那そんなことまでやってるんですね」


「ご領主は高名な薬師で、錬金術師、魔法を極めし賢者と言われている。

器用で、頼られると手を差し伸べてしまわれるのだ」


「そのおかげで、旦那は働きどうしでさぁ。


今回のフロッグマン戦にいてくれたら、、」


ゴチんと拳骨が落ちる。


「イッテ、クソジジィ」


「これくらいの事に対処できんモンはダンジョンに入る資格はない。


まぁ、ご領主なら一瞬にして終わらせてしまわれるだろうけどな」


その頃アルラードは10階層の山岳エリアの異常がないかを確認し山の奥に続く洞窟に入って行った。



次回の更新ꕤは6月18日予定です

よろしくお願いしますꕤ୭*₍ᐢ ⑅ᴗ͈ˬᴗ͈ᐢ₎♡ペコリス


読んで頂きありがとうございます。


少しでも良かった、先が気になると思った方は是非、高評価と星をお願いします。


皆さんの目に留まりますように

楽しん貰えますように

2025年6月17日相晶三実

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