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ノーライフキングは登山がお好き2~わっ 吾の子ども!!汗汗!!~





マンドラゴラの苗木には薬効のある樹皮と魔導具なる枝の素材を回収しに向かう。

マンドラゴラが成長するとトレントになる。


暴雨などで倒れやすい苗木はトレントが三本あって3角形に立っている真ん中に匿われていることが多い。


三本のトレントの若木を探す。


トレントの若木の花は雄花を咲かせ、成木になると雌花を咲かせて実をつける。成木は根を地中深く張る為動きが緩慢になる。


若木のトレントはどこだ、周りはトレントだらけでこの中から若木...を三本。


あぁ!居た居た、良かった。


シュル シュルシュルシュル

シュルリ


動けない。ふぅ。


成木は動きが緩慢になる代わりに根を鞭のように使い獲物を捕える。


困った、根に捕らえられてしまった。


成木は取られた獲物に幻覚効果のある花の花粉を嗅がせ、魔法発動前のエナジーもしくは魔力を1箇所に凝集させ、その魔力を食らう。


そのものが死ぬまで食事や生きて行く全てのことを成木が面倒を見て獲物を飼うのだ。


成木の年輪が太ければ太いだけ様々な味の実のバリエーションが豊かになり、トレントの実しか食事はないが飽きることは無い、

栄養価も、薬効もある。一般の薬剤師より良い薬を作ることが出来る。

適度の運動も微弱電気を発生させ、筋肉に程よい刺激もくれる。


何処かで50年トレントに飼われていた人間の最長記録があったはずだ。救出されるまで体は健康体だったそうだ。


その人間はトレントの花粉が切れると中毒症状で錯乱し救出された時に殺されたトレントを探して森に帰ったり、禁断症状手の震え、発汗、不眠、頭痛などか続き、記憶障害、鬱、幻覚、妄想など異常行動を起こし、薬物を求めてまた繰り返す悪循環となり、肝機能障害、肝硬変から肝癌になり死に至ったそうだ。


恐ろしいものだ。


さて、どうしたものか。


ん??


幻覚花が近づいて来る様子は無いな。


足元から根がせり上がりトレントの顔辺りまで持ち上げられた。


目の前にトレントの顔がある。


トレントの根の先が自分のトレントの目の傷をビシッと指した。


ん? あぁそうか、あの時の。



翼トカゲに襲われていた時に助けたマンドラゴラか。


「ソナタ立派になったのう」


吾は傷に手を伸ばし触れる。

深い傷になっている。


「この傷は治らなかったのか!痛かったであろうに」


トレントの根先が吾の額に触れる。思念が送られてきた。


「そうか、吾に気づいてもらうため、あの日の事を忘れないためにあえて治さなかったのだな。


お礼?


よいよい気にするな、吾はそのためにソナタを助けた訳ではないのだよ。


何?吾にお礼をするために薬効の高い実や樹皮、栄養価の高い実、魔導具になる枝、香木となる枝やお茶になる葉まで吾のために努力したのか?


エラい、大変だったろうに、吾のためにそこまでしてくれたらな貰ってやらねばソナタの努力が報われぬな。


ありがたく頂くとしよう。


おうおう、そんなに喜んでくれるのか


ん?そんなに枝を切って大丈夫なのか?そうか大丈夫なら良いのだ無理だけはするなよ。


良い薬効を得るために己の健康も維持しているから無理ない?と


そうよな、己の健康体でなければ枝葉の効果にも影響が出るな。


うむ、ソナタは立派ぞ、よく頑張ったな。


葉を紅葉させるな。


嬉しい?そうか、この赤い葉や黄色の葉も薬効が違うのか!コレも貰っても良いのかこんなに、ありがたくいただく。


ソナタが居れば万能薬もかたなしだな。


そんなに幹をくねらせて、そうか嬉しいか。


こんなに太い枝まで貰って良いのか


ん?1ヶ月に1本なら大丈夫!とな

古い木を切った後の脇に新しい枝が生えるから問題ない!と。


実も沢山貰った、ありがとう。


お礼に吾の魔力を分けてやろう

凝魔」


吾の魔力を食ったトレントは生き生きと瑞々しく生い茂った。


「ん?何?何を言っておる?!!孕ん?ん?


うむ、生まれたのだな吾の魔力に馴染んだマンドラゴラ……。


よく頑張ったな。

産みの苦しみはソナタにしか分からぬ。


樹液を汗のように拭ってもなぁ。


この樹液にも薬効と甘味があるのかそうか貰っておこう。


さて吾はそろそろエルダーに挨拶しにゆかねばならぬ故行くとしよう


ん?何このマンドラゴラを連れてけ!とな


イヤイヤ、ソナタの子供であろうに。


ソナタと吾の子!とな


む、確かに吾の魔力を、、。

だが、


子供の養育!だと


だが、吾は、


ソナタとマンドラゴラを捨てるのか、とな?


イヤイヤそのようなことはせぬが!


役に立つから連れてけ、だと


ソナタは我が子を手放して寂しくないのか。


マンドラゴラが生ったら勝手に落ちて、マンドラゴラの群生地に勝手に向かうからいいと?


では、この子も


何?吾の魔力がないと枯れるかもしれない、と?定期的に吾の魔力を与えるのだな。


ソナタ、初めからこのマンドラゴラを吾に託すつもりで産みおったな、あざといのう。


ここの土にマンドラゴラを植えて、満遍なく吾の魔力を与えるのか、わかった、では、連れて行く。


では、本当に吾は行く


ではな」


ストンと地面に下ろされ、

吾の姿が見えなくなるまで母トレントはいつまでも手をもとい、枝を振って見送った。


次回更新は6月6日15時を予定しております。


アルラード

「これは美しい女性だ、イヤ、そんないきなり、

あぁ、、、。 ( ゜д゜)ハッ!幻覚花か?!」


読んで頂きありがとうございます。


少しでも良かった、先が気になると思った方は是非、高評価と星をお願いします。


皆さんの目に止まりますように

楽しんで貰えますように

2025年6月6日 AKIRA mitsumame

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