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第3話 唯一の友人

今気づいたんですが、前回の投稿、日曜じゃなく月曜になってましたね・・・

3連休だったので、うっかりしてました(汗)


「政治オタクの高校生、転生先で出馬します。」の第3話です。

それではどうぞ!

翌日の朝。

課されていた課題を一日早く提出し終えた裕一郎は、

朝礼までのつかの間の時間をアイスココアを飲みながら上機嫌に過ごしていた。

「お、何だかご機嫌じゃないか。ゆう」

「拓也か。なに、一仕事終えた後の甘味を堪能してたんだよ」

「毎日毎日飽きずに飲むよな。甘すぎておれは飲めないわ。」

「甘さこそ正義。これはゆずれん」

「お前の甘党も大概だな。いっそ『甘党』って名前の政党作って立候補すればいいんじゃないか?」

「いいなそれ。政権取ったら国民全員に毎日ココアとパフェを食べることを義務づけるわ」

「とんだ糖尿病国家になっちまうだろうが!」

裕一郎をゆうとよぶこの男は、海崎拓也という。クラスの中心人物でいわゆるカースト上位に

属するが、幼馴染の関係で裕一郎唯一の友人でもある。

「拓也く~ん、おはよう!昨日のドラマ見た?」

そうこうしていると、クラスのカースト上位の女子が拓也に話しかけてきた。

「言ってやれよ。女子の指名にこたえるのはカースト上位の義務だろ」

「ごめん!また放課後はそうな!」

「無理しなくてよいぞ~」

拓也が上位カーストのグループのところへ行ったのを見届け、裕一郎は残り僅かなココアを飲み干し、缶を捨てにゴミ箱へ向かった。



放課後。

「今日は香織に約束していたプリン買わなきゃな・・・」

ひとり呟きながら帰り支度をしていると、

「お、優はもう帰るのか?」

「ああ、俺は帰宅部のエースだし、今日は呼び出しもないからな」

「帰宅部にエースなんてあるのか・・・今日は部活も早く終わるし一緒に帰らないか?

待ってくれたらお詫びにココアおごるからさ」

「別に構わんが・・・前回みたいなのはなしだぞ」

「前回って?」

「お前、こないだココアおごるって言って、自販機のおしるこ買ってきただろ。」

「おしるこは日本のココアだろ!」

「聞いたことねえよ!?」

「まあまあ、今度はちゃんとおごるから」

「りょ~かい。図書室にいるから、終わったら連絡くれ」

「分かった!そろそろ時間やばいから部室行かなきゃ。先に帰るなよ~」

念を押しながら部活へ向かう友人に、手を振ってこたえながら、裕一郎は図書室へと足を進めた。


ご覧いただきありがとうございます!

今回は、主人公の友人、拓也の登場回でした。

妹の香織と拓也が、今後の物語のキーパーソンになります。


次回も土曜か日曜の更新になります。

よろしくお願いします!

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