メインキャラクター
<「アルカディア」パーティー>
S級冒険者レミエル・フェルシャが率いるパーティー。ラスを含めて6名。
■ラスティード・エーヴェンシュタイン
この物語の主人公。成人済みの男性。
元の世界では「虚無魔術」と「空間魔法」を操る最高位の魔術師だった。運良くレミエルと出会い、彼女によって「アルカディア」へと導かれる。
武器は「黒の長杖」で防具は「星のローブ」。
虚無の大精霊「エア」を従えており、彼女に絶対の信頼を寄せている。
黒の長めの髪をハーフアップにして眼鏡をかけ、元の世界で着ていた白シャツとベストとパンツに「星」のローブを羽織っている。端正な顔立ちに金色の瞳が特徴的。
尚「ラスティード・エーヴェンシュタイン」は彼が元の世界で使っていた名義などを組み合わせたもので、本名では無い。
■レミエル・フェルシャ
「アルカディア」のリーダーにして、貴重なSランク冒険者の少女。
金色のショートカットに同色の瞳をした美少女で、防具である白色の装飾のされたローブに動きやすい黒のハイネックとショートパンツを履いている。
光の大精霊「ルーチェ」と契約しており、戦闘スタイルは光魔法、雷魔法と剣術の魔法剣士。
エリュシオン王国ミラビリスでラスティードと出会い、彼の異端さに気が付き「アルカディア」に招いた。
好奇心旺盛で子供らしいが、Sランク冒険者らしく冷静で客観的に物事を俯瞰することも出来る優秀なリーダー。
■クラウス・ヴェンラント
「アルカディア」のメンバーの一人で、パーティーの頭脳を務める付与術師。Aランク。
茶髪と青の瞳に片眼鏡をつけた理知的な雰囲気の男性で、ラスティードの異世界の情報の教師を務めている。ラスティードに「星のローブ」を渡した。
氷属性の精霊「グランディニ」と契約しており、戦闘スタイルは付与術と氷魔法等を扱う生粋の遠距離職、魔法職。
ラスティード、オーウェンとは男性同士ということで仲が良いが、下品な話題には耐性が無くシモネタなども苦手でよくオーウェンにからかわれている。本来は冷静沈着で用心深い性格。
■オーウェン・エッジワース
「アルカディア」のメンバーの一人で、パーティーの近接と盾を一手に引き受ける槍使い。Aランク。
赤の短髪に一房銀の混じった特徴的な髪型をした、朱色の瞳をした筋肉質の大男で気さく。ラスティードともすぐ打ち解けた。
武具精霊「アイギス」と契約しており、戦闘スタイルは身体強化魔法と槍と盾を使う「アルカディア」唯一の完全な近接職。「瞬動」などの近接戦闘技術を使いこなし、戦いを愉しむ戦闘狂の一面も。
ラスティード、クラウスとは男性同士ということで仲が良く、よくウブなクラウスをからかっている。
メンバー1の酒豪。
■ネイ・アルシオーネ
「アルカディア」のメンバーの一人で、パーティーの斥候を務める短剣と弓使い。Aランク。
「アルカディア」唯一のエルフであり、銀髪のショートカットにエルフの特徴である尖った長い耳をした幼い印象を与える美少女だが実年齢は数百歳。(エルフの中では若者の部類である)
エルフらしく魔法は得意で、草花の精霊「アルフ」と契約している他、多数の小精霊を使役している。
感情のこもらないカタコトのような話し方をするが、これはネイが人間の扱う言語を苦手とするため。
同じ女性であるアリアとは仲が良く、よくアリアと一緒に魔法道具店に行ったりする。
ラスティードの扱う魔術に一番興味を示しているのは彼女。
■アリア・ヴィエルジュ
「アルカディア」のメンバーの一人で、パーティーの回復役を務める短剣・短杖使い。Aランク。
ふわふわとした明るい茶髪のロングヘアに同色の瞳を持つ、白の神官服のおっとりした美女。母性にあふれていて、器も広く、メンバーを慈しむ母親のような性格をしているが、仲間を傷つけられると烈火の如く怒る怖い一面も併せ持つ。
月の精霊「ソフィエル」と癒やしの精霊「ラフィール」の2柱と契約した、世にも珍しい貴重な魔法使いであり、「教会」に認められた「聖女」の資格を持っているが興味が無く、「アルカディア」でメンバー達と冒険することを楽しんでいる。
ネイと仲が良く、よくネイと一緒に魔法道具店や服屋に行ったりすることも。