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A君とB君〜シャレヲイイナシャレ〜

「」だけで形成された珍しい形式の作品です。

感じてもらえるかもしれませんが、書いていてかなり楽しかったです。お口にあえば良いのですが…(笑)

「お邪魔するぞA」

「あぁ、邪魔はしてほしくないけどとにかく上がってくれ」

「お前には常識は通用しないようだ…っと、何やってるんだ?薄汚い四畳半に寝転んでボーっとして」

「何気に失礼だなB」

「あ、ス、スマン。そういう性格に育ってしまったんだ」

「チリアクタ以下だなB」

「何気にというかかなり失礼だな、いやそれ以前にお前“塵芥”という言葉、意味分かって言っているのか?」

「もちのろんサ。俺もそこまで馬鹿じゃあない」

「ほぉ、言うじゃないか。じゃあどういう意味だ?」

「チリという国の俳優(アクター)さんだろ?」

「チリ人の演技力馬鹿にしすぎだ!…いやお前も堕ちるトコまで堕ちたなぁ(しみじみ)。…あ〜もうそんな事どうでもいい!僕は何をしているかと聞いているんだ!」

「…ダジャレ考えてんの」

「………………………………はい?」

「ダ・ジャ・レ・を・か・ん・が・え・て・る・の」

「いや別に一文字ずつ区切らなくていいから。…と、言うかダジャレって考えて作るものなのか?咄嗟の閃きとかじゃないのか?」

「うん、その咄嗟の閃きを待ってるんだ。あの、俗に言う迷走ってやつ?」

「あ、そう。…うん、言っておくけど“めいそう”の字違うからな?正しくは“瞑想”だ」

「…そうとも言うな」

「いや言わないから。なに迷走って?お前は何処をさまよっているんだ!」

「人生という名の出口のない迷宮を」

「…なに俺上手く言ったな、って顔してるんだよ!漢字のミスなんてただのカバッ…バカだろっ!」

「く、くくくくくくくくっ…コイツ重要な所で噛んだ…カバって…ヒポポタマス…くくくっ!!」

「あぁもう!いちいち人の揚げ足取りやがってムカツクな!」

「BはバカのBか?」

「あぁ!?てめぇしばくぞ!ならAはアホのAだろうが!!(ブチギレ)」

「いやぁ、俺のAは“あなたに愛を届けます”のAさ」

「何でお前のはそんなに格好良いんだよ!なら僕のBもどうにかできるだろうが!?」

「僕がこの世界を変えてやる」

「お、おぉ!格好良いぞ!」

「…僕がこの世界を変えてやる、悪い意味で」

「一言余計なんだよお前は!」

「それよりさぁ、BAKAも一緒にダジャレ考えてよ」

「僕の名前はBAKAじゃない、Bだ!…いや、まぁ分かった。せっかく来たことだし、一緒に考えてやろう」

「で、なんか思いついたか?」

「聞くの早っ!つーかお前人に頼る気満々か!?」

「ア〜イェ〜」

「なんだそのラテン系なノリは!?誤魔化すな!」

「リピィトアフタミィ、アァァイェェ―――ッ!!!」

「なに繰り返せとかほざいとるんだ!やる気か!?誰が「アーイェー!」とか言うかっ!」

「よし、言った」

「しまった、ひっかかった…!ってアホッ!乗りツッコミなんかさせるなよこのヤロォ………はぁ、お前と話してると疲れるよ」

「で、思いついた?」

「今のやりとりもシンキンタイムの内か!?邪魔多すぎだろ」

「で、どう?いいのある?」

「…んーそうだなぁ。じゃ、こんなのはどうだ?」

「どれどれ」

「ベタな奴だが、“フトンがフットンだ”」

「………………」

「く………………」

「………………………………」

「ダ、ダメかやっぱり」

「その後、フトンはどうなったんだ!?」

「そこを追究するのは多分お前が初めてだよ!」

「フトンの持ち主は困らなかったのかよッ!?」

「んな事知るか!ハイ、次!Aは何かあるのか?」

「迷子の布団は何処ですか〜♪おうちーを聞いても分からない〜♪」

「おいッ、なに迷子の子猫ちゃん風に歌っているんだよ!?どうせなら最初から、Aメロから歌え!いやその前に、B!もう布団から離れろ!」

「日本人から布団を取ったら何が残るというんだ、この人でなしめ!!」

「人でなしはテメェの方だ!日本人バカにすんなよッ!?布団取っても色々残るわ!」

「…だったな。スミマセン大日本帝国国民の皆様」

「帝国ってお前、古いな。第二次世界大戦前だろそれ」

「まぁいいや」

「いいのか。ふぅ、いやまぁいいか。よしA!そろそろ思いついただろう」

「OK、頭の上の電球が点灯したぜ」

「素直に閃いたと言え」

「ハクサイ食べたサイはハ、クサイ」

「おぉ、三連コンボ」

「そして、Bも」

「だからぁ!お前は一言余計なんだよ!」

「続きまして〜」

「くそっ、シカトか!そしてまだあるのか!?」

「アベシ○ゾウ入院ヤベーシニソウ」

「うぉぉぉい!!前総理の事を貴様はどんだけ侮辱しとんだ!それシャレじゃなくてただ語呂が似とるだけだろうが!お前は今、国家を相手にしたぞ!?これはやべぇぞおい!」

「ダイジョーブだって。所詮一介の駄文内だ」

「ぐ………お、おま、おまおま…お前ぇ…!(何かが乗り移ったように)」

「そろそろ締めくくろうぜ」

「言いたいだけ言いやがって!!」

「ここは俺の家だ、天下だ王国だ」

「そ、それは…」

「絶対支配空間なんだ俺は神なんだ…!」

「………そうだな」

「じゃ、そろそろ終わろうぜ」

「………分かりました」

「じゃあみんな、バイバ〜イ」

「オチを踏み倒しやがった、どうせなら最後も“シャレを言いなシャレ”」

「おぉ、うまい!」

「だまれぇぇぇっ!!!」

「ぐはぁぁっ!」


END


P.S.

「Bに絞られたAは全治二〜三時間の重傷を負った」

「おいおいA、何勝手に追伸つけてるんだ。しかも全治二〜三時間のどこが重傷だ!?.」

「うわっ!あんなトコに文面パトロール隊が!」

「なんだそのあからさまのパクリな治安組織は!?」

「Bが暴力沙汰起こしたからだぞ!?」

「ぼ、僕か!僕がいかんのか!?」

「うひぃ来たー!逃げろ〜!!」

「おわっ!マジでなんか来た!あぁ、空飛んでる船だ!昔、某青いタヌキっぽいネコ型ロボットが出る有名アニメで出てきた奴だ!やっぱりパクリだったん…おわぁ!そ、それでは皆さんまた今度―――!!!」



TRUE END


いかがでしたか?AとBのおバカ話は(笑)

感想…といっても何かを伝えるために書いたわけではありませんから、ただ笑ってもらえれば幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] ヒポポタマス なにこの語感、やばいですね。 あと、駄文内で〜乗り移ったように は笑いました。 後はう〜んて感じですね。 僕は科白に偏った作品は嫌いですが、狙いがあればよし、と考えます。 ちな…
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