大人扱いするな!
「ボクを大人扱いするなー!僕は子供だぁ!」
パタパタと羽を動かして、なんと私の手からぴょんっと飛んでサファルさんの頭の上に乗っかった。
「うおうっ」
驚いて声をあげるサファルさんの頭の上で、リューオーちゃんが留さんに宣言した。
「ボク、もっとゼリー食べたい。子供だから、甘いゼリーがいい。子供だからワガママ言う。食べたい、食べさせてくれなきゃ、人類滅ぼすぞ」
ちょっと、物騒な我儘の言い方してます。子供らしいよね。
「人類滅ぼしたら二度とゼリー食べられないわよ?」
と、突っ込みを入れる。
「う、う、うわーん、そんなのやだやだー」
泣いた。どうやら、リューオーちゃんの設定はゼリー好きになっているようだ。猫型ロボットの好物はどら焼きとか、キャラクターには好物を作ると人気が出るって聞いたことがある。
「仕方がありません……ふるちゃん、売ってもらえませんか?ゼリー」
え?
「いえ、あの……売り物にするようなものでは……」
「では、コーヒーを追加で。ゼリーを付けて」
いや、すでに留さん2杯目ですよね。さすがにお腹タプタプになっちゃいますよ。
「あの、確かにメニューにはゼリーないですよね、えっと、そう、アイスクリームと同じ扱いでいいでしょうか?」
メニューにはアイスクリームがある。アフタヌーンサービスでプチアイスを付けたりもするので、流用が容易なのだ。パフェとかにも使うので、ついでに単品のアイスもメニューに載せている。飲み物とセットならば250円。単品ならば390円だ。つまり、まぁ、飲み物はすでに注文しているので、250円でお出しするということになる。
「あと2つ分くらいしかゼリーは残ってませんが」
3種盛りの量ならば2つ分だ。
「では1つ」
「「2つ」」
留さんの言葉にリューオーちゃんとサファルさんの声がハモッた。
うん。AIタイミング上手だなぁ。いや、さすがにAIじゃないかな。マイクとスピーカー使って遠方から誰かが操作してるのかな。ほら、ドッキリとかで子供の前で雪だるまをしゃべらせるみたいな感じのあれ。
しかしそうすると、おもちゃとして成立しないよね?常に人が操作しないといけないなら。あ……。
普段はAIに任せて、親が操作することもできるってことかな?もしかしたらカメラも内蔵されていて、子供の反応や様子が見られるって機能もついてる?むしろ親が楽しめるおもちゃ?もしかしてAIとかなくて、普段は動かずぬいぐるみ状態で、大人がいないときだけ動いてしゃべるぬいぐるみ……!
どーんとお知らせ。
明日、「カフェエリ」発売です。よろしくね!
ぶっちゃけ、売れないと、2巻でない……(まぁ、よく作家さんが言う言葉ね)
頑張っているのですが、私一人の力で頑張れることは頑張っているのですが、ここから先は皆さまのお力でなにとぞ、なにとぞ……(どうも、今一瞬、選挙運動中の政治家の気持ちになったわ……くらり)
今一度ご連絡をしておくと、
話は半分くらいは別ルート。
1冊で起承転結ちゃんとあり、ふるちゃんのはじめてのダンジョン活動もあるよ。
さ、ふるちゃんは、ダンジョンでどうなるのか……
ふふふ。
それから感想欄でお名前をと言った方の名前とふるるネーム、スペース少なかったけど乗せた。
さらに、あとがきにある情報もちょこっと載せれた。
ついでに、聖地巡礼できる、本物の施設を実名で出してあります。
許可取りました。頑張りました。
ええ、頑張ったのよ。
東海地方に観光客呼べる少しでも手助けになればと……。
(´・ω・`)……世の中のために頑張ったし、2巻で紹介したい場所も色々考えてるの。
だから、2巻出したいなーとか本気で思ってる……。んだけど、(つд⊂)エーン
てなわけで、って、あ、忘れてた。
購入特典のSS,今回はSSレベルで、
およそ15ページくらいのお話。
だけどね、何気にいい話よ?
サファルサイド(つまりダンジョンの向こう側の話)なんだけど、
何気にい話よ?
最近はやりの追放モノってあるじゃん?
タイトル入れるとしたら、
S級冒険者になっちゃってパーティーを追放されたけど、一緒にいたいです
みたいな感じかのぉ。
あ、もうネタがバレたね。
さて、えーっとというわけで。
明日、発売。
通販はすでに開始済だぞー。
よろしくしまちゅ。




