俺の中身は子供だぜ!
「サファル、この場で一番偉いのは誰ですか?」
「え?大賢者様?いや、やっぱり竜王?」
「違います。ここはふるちゃんの店です。いわばふるちゃんの城です。城主が一番偉い、そこまでは分かりますね?でしたら城主の期限を損ねないようにすることが我々客の役目。迷惑をかけそうな子供をしつけるのも年配者の役割です」
「ボクはリューオーだよ、子供扱いするなっ」
ふふ。留さんもサファルさんもぬいぐるみで遊んでる?なんか頬っぺたびろーんってしてる気がする。伸びるんだ、頬っぺた……。
「では、大人扱いしましょうか。普段大人は苦いコーヒーのゼリーしかここでは出てきません。今食べたような甘いゼリーは子供に提供されるメニューです。今回は余ったので大人にも特別提供されただけです」
確かにそうですね。普段は大人のプチデザートはコーヒーゼリー。子供にはリンゴゼリーやオレンジゼリーなどを付けていますから。さすが常連の留さんは、自分が食べている以外の品についてもご存知でしたか。たぶん目の前でリンゴゼリーを提供したのはエリカちゃんくらいだったと思うのに。賢者と呼ばれた男は観察力がありますね。
「「え」」
なぜか、サファルさんとリューオーちゃんの声がはもった。
「お、俺は、俺はこう見えたも中身は子供だぜ!」
と、サファルさんがどや顔を見せる。ちょ、まって、まぁ、そんなことを堂々というあたり中身は子供かもしれませんが、いや、どや顔する場面かな?
「ボ、ボクは……」
リューオーちゃんが小刻みに震えている。いや、本当細かい作りしてるよなぁ。
「子供扱いするなと、確かに言いましたね?いや、それとも聞き間違いでしたかな?どうも年を取ると耳が遠くなりますからね。卵から産まれたばかりの君は子供ですよね?」
リューオーちゃんがフルフルと震え続けている。
「ボクは、リューオーなんだぞ……人間に子供扱いされるような……そんなんじゃ……」
ああ、もうだめ!フルフル震える小動物!そんなの、抱っこしてモフモフしたくなるに決まってるじゃないですかー!
そっとだから、そっとだから、そっとだから、そっとだから、そっとだから、いいよね?
カウンターの中から手を伸ばしてリューオーちゃんを抱っこする。
「いいこね、いいこよリューオーちゃん。子供扱いっていうのは、馬鹿にしてることじゃないんだよ。子供はね、いっぱいいっぱい甘えていい存在なんだよ。子供扱いされるっていうのは、甘えていいよっていうことだから。知らないことがあれば教えてあげるから聞いてね、間違ったことがあったら君のために叱ってあげる、悲しくなったら慰めてあげるし、時にはわがままを言って困らせてもいいの。だって、子供なんだもん。子供扱いというのは、守ってあげるってこと。辛いことから、悲しいことから、怖いことから、知らないことから。リューオーちゃんが大事だからだよ」
あ、やばい。ちょっと力いれてぎゅーってしちゃったかな。
リューオーちゃんの動きが止まっている。
こ、壊れた?
慌てて胸元から少し話して顔を見る。
「ボク……」
あ、しゃべった。壊れてはない?
サファルゥゥゥwww
さて、リューオーちゃんとやらですが……。
ええ、もう、お分かりですね。
いや、分からないか。ハズポ最終巻でおリューオーって出てきましたね。
……同じ生き物なのか、どうなのか……。
別です。
ええ、あっちは、くろがね色ですからね。
こっちは、もふもふです。金属感じゃないですよー。
名前を付けるのが苦手だと言っているのであーる。
(´・ω・`)わかりやすいじゃろ?
さてと、名古屋情報、取り立ててない。
またリクエストよろしくね。
あ、そうそう、先日なろう小説で織田信長系の読んで、残された歴史で語られる地名が、地名が「あれ?そんなところも絡んでたの?」みたいな感じで驚いた。
あんまり興味なかったから……。
思うに、関係する場所だらけなのねー。歴史好きな人は、楽しいかもね。
ではでは。




